週刊将棋
加藤記者のピーチクパーチク@大崎さん
2014.12.05 |
元本紙編集長の大崎さんが編集部を引退された。
善生さんではないほう。
大崎さんには大変お世話になった。
また大変怒られ、大変ばかにされた。(注)
原稿を書くのが遅れ、すみませんまだかかりますと言うと、
「いつ」
と一言いわれる。
間違えた原稿を入稿したり、入稿し忘れていると
「至急」
と一言。
こんこんと言わない分ぐさっとくる。
校正室にいる大崎さんから電話がきたら「(怒られるのは)誰だ誰だー」と騒ぎ、
大崎さんから伝言、と言われると「大崎さんおこ?」と聞いたものだ。
だが普段はとてもおもしろい方。
大山先生の家に家に行った話など、棋士にまつわるあらゆることを話してくれた。
ここでは書けないようなこともいっぱいあった。
小説の話も歴史の話もした。
最終出社日、大崎さんは「じゃ!」と言って去っていった。
さわやかな去り方だった。
だが編集長が大崎さんが忘れた杖を発見し、慌てて追いかけていき、さわやかな去り方が台無しになった。
最後までおもしろい大崎さんだった。
これからは趣味の時間を楽しむとのこと。
次にお会いした際は私が将棋界の裏話を教えてあげよう。
大崎さん、長い間お疲れ様でした!