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次の一手で養う逆転の超感覚!「羽生マジック」3月発売決定!

2014.02.25 | 将棋書籍編集部

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===================================== いい手を指したときはよく“指がしなる”という表現が使われるが、ジャストフィットの感覚はとても楽しいものだ。 本書を読まれて将棋におけるそれを理解し、皆さんの実戦の中で気分爽快の一手が数多く表れれば、著者としてこれに勝る喜びはない。 (第2部はしがきより) =====================================
終盤の大逆転劇と言えば、「羽生マジック」。 それほどまでに、将棋ファンにとっては、羽生善治三冠王の終盤術は鮮烈なものではないでしょうか。 私もいくつかはっきり思い出せる将棋がありますが、最近だと、 第60期王座戦第4局、渡辺王座(当時)相手に見せた△6六銀には感動したのを覚えています。
本書「羽生マジック」は、平成8年と10年に刊行された「羽生マジックシリーズ」2冊を1冊にまとめた書籍となります。 七冠制覇達成前後を中心に集められた「実戦次の一手」など計202問収録の大ボリューム。 永久保存版間違いなしの一冊ができ上がりました。
では、知っている方も多いかも知れませんが、 NHK杯で飛び出した「羽生マジック」を1つ紹介いたします。

ヒントにもある通り、ここで気分爽快の決め手が出ます。 一見自玉は危険で、相手玉は広く攻め手がないようですが…。

図から▲5二銀が絶妙の一着。 解説の米長永世棋聖も「おぉー、やった!」とマイクの音が割れるほどの大声を上げたということで、その場面と一緒に記憶されている方もおられるかもしれません。 解説も充実していますので、終盤の手順の組み立て方の勉強になるはずです。
終盤の大局観や読みを鍛えるには、これ以上の教材はありません。 ぜひともこの1冊で終盤術を磨き、逆転勝ちの快感を味わってください。
余談ですが、カバーには珍しく横顔の写真を使いました。 「カッコイイ羽生先生の横顔」をぜひ、書店でご確認いただければと思います。