2017.02.08
プロダクト開発を支援しよう
近年、インターネット上で開発資金を募集する「クラウドファンディング」を使ったモノづくりが注目されています。作りたいモノやアイデアはあっても、世に出すための財力がない。そうした人々や企業などがインターネット上で賛同者を募って資金を集め、資金を出資した人はその見返りとして、完成した製品をいち早く手にする。こうしたクラウドファンディングの仲介役を行うのが、「キックスターター(Kickstarter)」や「インディゴーゴー(INDIEGOGO)」といったWEBサービスです。
多くのクラウドファンディングサービスでは、さまざまなジャンルのプロジェクトを取り扱っていますが、その中でも多いのはテクノロジー関連の製品。たとえば、エアポッズ(AirPods)の登場で注目を集めている完全独立型ワイヤレスイヤフォンの市場にいち早く登場した「イヤリン(Earin)」は、キックスターターから生まれたプロダクトです。こうした斬新なアイデアや技術を取り入れたガジェットも多く出品されており、それがクラウドファンディングで製品を入手する大きな魅力です。
クラウドファンディングでは、まずは賛同者の募集を行い、目標資金を調達、そして目標金額を達成したら製品化するというステップを経てプロジェクトが進行します。すでにある商品を販売するのとは違い、大抵の場合、募集時にはまだ製品が完成していません。目標金額に到達したとしても、それから製造を開始するため、入手するまでに時間がかかります。スケジュールが遅れることや、プロジェクトの頓挫なども考えられます。文字どおりクラウドファンディングは“投資”であり、失敗のリスクも承知したうえで利用するようにしましょう。
なお、クラウドファンディングでは目標資金額を大きく達成したあとも、引き続き資金を集めるプロジェクトがあります。ここでは、そのような商品化する可能性が高いプロダクトをピックアップしました(2017年1月20日時点)。中には、すでに潤沢な資金を集め終わり、クラウドファンディングサービス上でプレオーダなどを受け付けているモノもあるので、チェックしてみてください。
主なクラウドファンディングサイト
●Kickstarter
クラウドファンディングサービスの代名詞ともいえるサービスが、キックスターターです。さまざまなカテゴリでプロジェクトを紹介しています。一部のプロジェクトは日本国内でガジェットを紹介・通販する「ラクニュー(RAKUNEW)」でも扱っています。【URL】https://www.kickstarter.com