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かわいいクマと楽しく歯磨き 自然と正しい磨き方が身につく

文●崎谷実穂

「Med Tech」の最新事情。ヘルスケアの在り方を一変させる注目のプロダクト&サービスに注目。

健康な生活は口腔内のケアからアプリと連係するクマ型歯磨きガジェット

シャカシャカぶらし

【発売】株式会社Temari
【価格】8900円(税抜)
【URL】http://www.temarii.com/

専用アプリと連係することで、正しい歯磨きの仕方を子どもが楽しく習慣化できるガジェット。普段使っている歯ブラシの好きな場所(真ん中、端、先端)に本体を取り付け、ブルートゥースでスマートフォンと接続すれば準備完了。そのまま歯磨きをすれば、その様子をモニタリングできる。毎日スタンプがたまり、メールやSNSで家族に達成の連絡がいく。情報はアプリやWEBで管理可能だ。親が常についていなくても、歯磨きをちゃんとしているかどうかわかるようになっている。本体1台につき5つのアカウントが登録可能で、1台で兄弟、親子で歯磨きを楽しめる。

 

アプリと現実の歯ブラシが連動し、動きに応じてキャラクターが歯磨き指導をしてくれる。そんな楽しい子ども用ガジェットが「シャカシャカぶらし」だ。開発したのは、株式会社Temariの代表取締役社長・歌野真理氏。もともとWEB系の仕事をしていた歌野氏が健康系のハードウェア・スタートアップを起ち上げた背景には、個人的な体験があった。

「私の祖父は末期の状態で病気が見つかり、入院してすぐに亡くなってしまいました。なぜ気づいてあげられなかったのか。日頃から健康状態をモニタできる仕組みがあれば、そしてその情報を家族が共有できていれば、こんなことにはならなかったのではないかと思ったんです」

予防医療の入り口として歌野氏が注目したのが、口腔ケアだった。日本人は80歳になったときの歯の残存数が世界的に見ても少なく、予防歯科への意識が低い。それを改善するためのモノを作ろうと考え、ものづくり系のハッカソンに参加。そこでできたのがシャカシャカぶらしのプロトタイプだ。プロトタイプを展示イベントで公開したところ、子どもたちに大好評だった。そこで、もっと製品を磨き上げて量産することを決めた。

本体には加速度センサやジャイロセンサなどを搭載し、歯ブラシの動きを大学と開発した技術により細かく感知。アプリのコンテンツにはゲーミフィケーションを応用し、飽きさせない工夫がされている。歯科医の監修が入っているので、指導内容も信頼性が高い。また、病院での実証実験も進めているそうだ。




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