2016.05.11
iPhoneやセルラー版のiPadを使っている人ならば、「SIMカード」や「SIMフリー」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。さらに最近は、大手通信キャリア以外の各社から提供される「格安SIM」の台頭で自分のiPhoneでも使えるのかどうか、気になっている人も多いはず。しかし、ネットで得られる情報は錯綜していてわかりにくいのが実状ではないでしょうか。そこで今回は「アップルユーザのための」SIMカード講座をお届けします。
SIMロックを解除する
キャリアによって施されたSIMロックは、一部のデバイスに限り既定の条件で解除できることを22ページでお伝えしました。SIMロックを解除すれば、ドコモの回線でしかサービスを提供していないMVNOをauのiPhoneで使ったり、ソフトバンクのiPhoneで格安SIMを利用したりといったことが可能になります。
2015年5月以降に発売されたデバイス、つまりiPhone 6s、6sプラス、SE、セルラー版iPadプロ、iPadミニ4のうち、契約から180日経過したものはSIMロックの解除が可能です。解除の日程や条件は各社若干違うので、iPhone 6sを発売日に購入した場合の例を下記にまとめました。
解除の作業はWEBページでもキャリアショップでも受け付けていますが、オンラインでは無料でできるのに対し、ショップで頼むと3000円の手数料がかかるので、オンラインで手続きするとよいでしょう。
キャリア各社のSIMロック解除対応の違い
NTTドコモ
● 購入日から6カ月後の購入日にSIMロック解除可能
● 過去SIMロック解除したことがあり、なおかつ前回のSIMロック解除から6カ月以上経っていれば即日解除可能
2015年9月25日に購入したiPhone 6sは2016年3月25日から解除可能