よりよい社会を作るテクノロジーへの近道|MacFan

Mac Fan編集部ブログ Weekday Mac Fan

よりよい社会を作るテクノロジーへの近道

文●編集部

Mac Fan編集部のブログです。




4月は新生活の始まりの月。私の身の回りでも、さまざまな生活の変化を耳にしました。

今話題のN高等学校に入学した武藤篤司さん。高校入学と同時にメルカリに入社し、これから同社内の”ソウゾウ”プロジェクトに参加していくそう。昨年1月からの公開ですでに7万ダウンロードを突破したiPhoneアプリ「スタグイン(STUGUIN)」を開発した羽柴彩月さんは、自身のアプリ(勉強に集中するためのアプリです)で受験勉強を乗り切り、晴れて慶應義塾大学環境情報学部に入学しました。山内奏人さんも、この春高校に入学。学業の傍ら、中学時代から参加していたスタートアップ企業で働きつつ、若手エンジニアを応援する企業からの支援を受けて活動を続けます。

彼らは皆、昨年10月号で惜しまれつつ終了した連載「未来のイチロー」に登場してくれた学生たち。プログラミング技術を身につけ、自らの力で未来を切り拓いていくその姿に、なんらかの「気づき」を得たオトナの読者も多いのではないでしょうか。

昨日今日と、東京では「新経済サミット」が開催されています。昨日の講演で登壇した「Rails Girl」(グローバル展開するプログラミング学習のためのコミュニティ)共同設立者のリンダ・リウカスさんは次のようなことを言っていました。

「子どもたちには3つのことを理解してほしいです。まず、世界は今よりももっとよいものになるということ。次に、それはテクノロジーの力によって可能になるということ。それから最後に、その発想の源は自分自身の中にあるんだということ」

冒頭で紹介した若者たちは、こうしたことを完璧に理解しているのだと思います。リンダさんの話を聞きながら彼らのことを思い出し、むしろそれってオトナ(私も含め)に突き刺さる言葉だな、と思ったり。コンピューティングが目指す、その先を見据えること。それが一番大事なのであって、そこに至るまでの過程は(たとえばMacなのかウィンドウズなのかといった議論)正直どうでもいいのかもしれません。

それでも、今私自身もそうですが、多くの注目すべき人がMacを使っているのは、それが「よりよい社会を作るテクノロジーへの近道」だからにほかなりません。わかりやすく、柔軟で、使ううえで幸福度が高いマシン。それがMacです。そんなマシンにまつわるあれこれを取材できる立場にあることをうれしく思いつつ、そのような目線で、Macを使う「人」や「思い」に目を向けていきたいなと改めて思いました。

【山本安寿紗/Mac Fan】

☆Now On Sale ーMac Fan 2016年5月号ー
https://book.mynavi.jp/macfan/content/id=51895