2016.04.13
アイクラウドにはさまざまな機能があり、それぞれ設定はとても簡単です。ひととおり有効にしておけば、それぞれの設定やファイルがバックグラウンドで同期するようになります。ここでは、基本となる技をピックアップしました。今一度、自分の設定を確認してみてくださいね。
1・「iCloud Drive」を使って同じファイルに
すべてのデバイスからアクセス
アイクラウドのストレージをブラウズし、ドロップボックスやグーグル・ドライブのように自由にファイルを保存できる機能が「アイクラウド・ドライブ」です。ドライブ上に保存したファイルはアイクラウドのサーバを介して、Mac、iOSデバイスと同期します。
アイクラウド・ドライブにアクセスすると、プレビューやテキストエディットなどの純正ソフト、または他社製ソフトのデータを保存するためのフォルダが作成されています。これらのフォルダの中身を編集することも可能です。
アイクラウド・ドライブの挙動はiOSとOS Xで異なります。iOSではクラウド上にあるファイルをブラウズし、必要に応じてファイルをダウンロードしますが、OS Xではすべてのファイルがローカルに保存されます。そのため、iOSのアイクラウド・ドライブではオフライン時にはダウンロードしてあるファイルしかブラウズできません。
一方OS Xのアイクラウド・ドライブはオフラインでも保存したファイルを閲覧・利用可能です。ただし、OS Xの場合アイクラウド・ドライブに同期したファイルはすべて内蔵ストレージに保存されるため、内蔵ストレージの空き容量に注意して使ったほうがいいでしょう。
(1)OS Xでは、システム環境設定の[iCloud]パネルで、[iCloud Drive]にチェックを入れるとアイクラウド・ドライブが有効化されます。