2016.03.16
家のワイヤレスが遅い、すぐに途切れちゃう、テザリングって何?、そんなワイヤレスに関するお悩みを一気に解決。これさえ読めば、今より快適なワイヤレス生活が味わえること間違いなし!
【Inside1】電波強度を可視化してルータの置き場所を変えよう
置き場所を変えるだけ
最新のワイヤレス機器を導入しても、その使い方に問題があると最善の環境は手に入りません。特に、Wi-Fiルータは設置の仕方1つで通信状態がガラッと変わります。まずは、その点を見直していきましょう。
最初にチェックしたいのが、Wi-Fiルータの置き場所です。Wi-Fiに限らず、電波というものは周囲にあるものに影響されやすい性質を持っています。特に、金属や水は要注意です。金属製のPCラックやオーディオ機器などの近くにWi-Fiルータを設置すると、電波感度に影響を及ぼします。同様に、水槽や花瓶など水の入った容器の側にも置かないよう注意が必要です。
さらに、Wi-Fiルータが別の部屋に置いてある場合は、途中のドアや壁の素材も電波感度に影響します。鉄筋コンクリートの壁や金属製のドアより、木製のほうが電波が通りやすいということを覚えておきましょう。
また、電波には指向性といものがあります。その方向を決めるのが、ルータに搭載されているアンテナです。アンテナを垂直にすると電波は水平方向に広がり、反対にアンテナを水平にすると垂直方向に広がります。最近のWi-Fiルータの中には、自由にアンテナの方向を変えられる構造の機器もあり、その場合はアンテナの向きを変えるだけで電波感度がガラッと変わります。アンテナ内蔵のWi-Fiルータなら、縦置きか横置き、設置する向きで電波の進む方向を変えてみるとよいでしょう。