カメラとセンサでマッピングして部屋を掃除|MacFan

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カメラとセンサでマッピングして部屋を掃除

文●松山茂

iPhone・iPad新着アクセサリ「ルンバ980」

 

 

アメリカの豪邸にある広いリビングとかで使うものだと思っていたロボット掃除機が、ひょんなことから下町の我が家に。これまでのようにランダムに走り回って部屋を掃除する従来のシステムと違い、カメラやセンサを使って部屋の間取りを認識してマッピングするVSLAM方式を採用した最新モデルの「ルンバ980」です。早速、事務所で使ってみました。

動きを見ていると最初は部屋の周囲を回りながら、ある程度まで過ぎると中心に切り込んでいきます。机や椅子の足に何度も接触しながら、その周囲をちゃんと動き回って掃除するんですね。自宅ではサイクロン式の掃除機を使っているので、それに比べたら吸引力は大したことないだろうと高を括っていたんですが、その点もバッチリ。床からカーペットに移ると吸引力をアップしてしっかり吸い込みます。カーペットにへばり付いた猫の毛もしっかり掃除してくれました。これは思っていたよりもすごいかも。

「ここから先は掃除しなくていいよ」と範囲の指定ができるデュアルバーチャルウォールは、スイッチ切り替えで円形の進入禁止エリアも指定できます。これなら猫の茶碗や水が置いてある場所にルンバが突進してしまうという惨事も防げます。

ルンバを起動するには本体上面の「CLEAN」ボタンを押すんですが、iPhoneに専用アプリをインストールすれば手元からスタート/ストップできます。アプリからは掃除の回数や時間、面積などの履歴もチェックできるし、ダスト容器やルンバ本体のお手入れタイミングも確認できます。週間スケジュールも設定できるし外出先からスタートもできるので、急な来客にも対応できますね。

 

1回の充電で最大120分の連続運転が可能。バッテリ残量が少なくなると自動でホームベースに戻るので、充電も手間要らずです。

 

大容量のダスト容器が付いているので、ホコリやチリをたっぷり吸い取れます。本体から引き出してそのまま捨てられるシンプルな構造もうれしいですね。紙パックが必要ない点もナイス!

 

掃除したくない場所を設定する「デュアルバーチャルウォール」は2つ付属しています。直径120センチの円形の進入禁止エリアの指定にも使えます。

 

「iRobot HOME」アプリではルンバ本体上部の「CLEAN」ボタンのほかにパフォーマンスログなどの履歴や週間予約、オンラインマニュアルの参照などが行えます。

 

ルンバ980

【発売】アイロボット
【価格】オープンプライス
【実売価格】13万5000円前後
【URL】http://www.irobot-jp.com/roomba/980/