2015.10.23
第4回 ビジネスの成果を生み出す鍵は「健康」にあり!
「座り仕事」のもたらす罪悪
毎日最高の状態で働きたいなら、日々の優先順位リストの最上位に「自分の健康」と書き込む必要があります。もちろん簡単ではありません。繁忙期ならなおさらです。しかし自分のためだけでなく他人のためにも、健康を優先しなければならないと肝に銘じておきましょう。(トム・ラス)
ビジネスパーソンの成果は、最終的には健康で決まるといっても過言ではありません。健康になる/健康を維持するためには、本書の原題でもある「EAT(食事)・MOVE(運動)・SLEEP(睡眠)」の3つがポイントになります。この本を読むことで、それらの質の維持の仕方や改善方法を知り、自分の健康を取り戻して、生産性をアップさせましょう。
私たちは、一日の多くの時間をオフィスで過ごしているため、座っている時間が驚くほど長くなりがちです。しかし、人間の体は、実は長時間の座り仕事には順応できません。私たちの祖先は、かつて狩猟・採集のために一日中歩き回っていました。その頃から、人類は歩行することで健康を保ってきたのです。なんと、一日に6時間以上座るという(ある意味日常的な)行為が、病気のリスクになるといいます。私たちは座る時間を減らし、積極的に歩くべきなのです。