2015.10.10
ティ・アール・エイ社のモバイルバッテリ「Cheero Power Plus 3」を中村朝美がレビュー。大容量モバイルバッテリでMacBookは充電可能か、検証します。
電流と電圧のバランスが重要
かつてのiPhone 4や5はバッテリの持ちが悪く、朝から夜まで外出していると充電が出先で切れてしまいました。そのためモバイルバッテリは必須アイテムで、筆者はチーロの「パワープラス(Power Plus)」というバッテリを2012年から愛用していました。1万mAhという大容量が魅力の製品で、iPhone 5を6回もフル充電できます。ただ、iPhone 6になってからは泊まりがけでもない限り充電の必要はなくなり、ほとんど出番がなくなってしまいました。
しかし、つい4カ月前、外出中でもブラウザゲームをやりたくなって、ウィンドウズ・タブレット「レノボ・ミックス2 8(Miix 2 8)」を購入しました。フラッシュが動いているので、みるみるうちにバッテリが減ってしまい、ひさびさにパワープラスを使ってみたところ、高出力の2.1A出力ポートを使っても充電されません。一応、充電中という表示は出るのですが、バッテリは減っていく一方です。
2.1Aでも足りないのかと、タブレットの消費電力を計測したところ、電流は1.8A程度しか流れていませんでした。ここで、パワープラスでの充電時、電圧が5Vを切っていたことに気づきました。どうやら充電できないのは電圧不足が原因のようです。