野呂エイシロウの「ケチの美学」第26回|MacFan

アラカルト ケチの美学

野呂エイシロウの「ケチの美学」第26回

文●野呂エイシロウ

人気放送作家が語るケチとアップルの交差点。

働き方改革はiPhoneから

働き方改革について話題になるが、ボク的には毎時が働き方改革で、心に決めていることがある。「以前より1分でも早くやる」ということだ。働き方改革は国や会社が決めることではない、と少なくともボクは思っている。どんどん自分でやってしまえばいい。

ちなみに、この原稿はiPhone 8プラスで書いている。自宅のベッドで寝転がりながら。朝の5時半。さっき目覚めたばかりだ。

今、仕事の7割ぐらいはiPhoneでできるようになってきた。そのため、外ではバッテリの減りが早いので、アップルストアで買ったAnkerの充電器を活用中。そう、別にパソコンに向かわなくても、クオリティは変わらないのだ。誤字脱字があるかもしれないが、その確率だってiPhoneでもMacBookプロでも同じだろう。

原稿は、ページズ(Pages)で書いている。フリクション入力ではないが、全然苦にならない。先ほどは、iPhoneで日経新聞を読んだ。そう、「いつ仕事をするか?」「仕事をどんなスタイルでやるか?」を決めつけなければいい。さっきも取材の合間にiPhoneで、テレビ東京にメールをした。

iPhoneだろうが、なんだろうが構わない。ちなみに、ボクが放送作家をしている「奇跡体験アンビリバボー」のネタも、iPhoneで書いて送っている。

昨日は、某企業の会議場所に早く着いた。だから、道端でiPhoneで仕事をした。メールも返せるし、原稿の企画書の下書きもした。テキストだけを打っておいたのだ。

そう、せっかく高いお金を払ってスマホを手に入れたのだから働かせたほうがいい。ボクはMacBookもガンガンフル活動させている。原稿を打つときは一心不乱に脳の速度で打つ。「壊れませんか?」と言われるのだが、壊れたらまた買えばいい。

以前このコラムでも書いたが、MacBookプロは機関銃。iPadプロはアサルトライフル、そしてiPhoneは拳銃だ。たとえは悪いが、戦うときに「機関銃が壊れたら嫌だなーとか」と思って、ケチったりしないハズだ。必死に銃で戦わないと死んでしまうのが戦場であり、決闘の場所だ。仕事も一緒。だからどんどん使いまくる。

ボクは、オンラインで広報の学校をやっている。生徒さんとのやりとりはチャットワーク(Chatwork)でしており、iPhoneでほとんど終わる。リリースのチェックなども簡単に見ることができる。

働き方改革はiPhoneでできる。机や椅子がなくても寝ながらでもいい。なぜ、そこまでやるか?「自由が欲しいから」である。時間的にも自由になるし、経済的にも自由になりたい。

以前は徹夜が自慢だったが今は違う。以前は企業からの接待が多かったが、飽きたので今は本を読んだり、仲間と会って情報交換をしたりしている。とにかく、今のことだけを考えて懸命に生きるのだ。

仕事もそうだ。おかげで不安が減った。明日死ぬかもしれないので、老後の心配をするだけ無駄だと思っている。

ほら、そうしている間にiPhoneで原稿が書けた。今日もiPhone数台分をiPhoneで稼ぐ。

 

最近、iPhone 8 plusにマクロレンズをつけて遊んでいる。

 

 

EishiroNoro

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。