英語を使いこなす! Point 3:諺・慣用句の英語 | マイナビブックス

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英語を使いこなす! Point 3:諺・慣用句の英語

2018.07.20 | 岩村圭南

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Point 3:諺・慣用句の英語

英語を話していて、諺や慣用句を使えばこちらの言いたいことがうまく伝えられる場合もあるでしょう。ここで使用頻度の高い英語の諺・慣用句を覚えておきましょう。まず、お金に関連した諺・慣用句を三つ。Time is money.は「時は金なり」、Money talks.は「金が物を言う」に当たる言い回し。もう一つ。「金の切れ目が縁の切れ目」。これは次のように言います。

When you're out of money, you're out of friends.




out of ~「~がなくなる」の使い方に注目。「お金がなくなると、友達がいなくなる」で「金の切れ目が縁の切れ目」を表現しているのです。


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では、次の英文が日本語のどの諺・慣用句に当たるのか考えてみてください。

1. No news is good news.(便り……)
2. It's like beating the air.(暖簾に……)
3. You reap what you sow.(自分で……)
4. Strike while the iron is hot.(鉄は……)
5. A short temper will cost you.(短気は……)
6. Life has its peaks and valleys.(人生……)
7. A little at a time adds up to a lot.(塵も……)
8. It's better to be too big than too small.(大は……)




簡単に説明しておきましょう。

1.「便りのないのは良い知らせ」。「便り」をnewsで表現。
2.「暖簾に腕押し」。beat the airは「無駄なことをする」という意味。
3.「自分でまいた種は自分で刈れ」。reap「刈る」、sow「(種を)まく」。
4.「鉄は熱いうちに打て」。strike「打つ、叩く」、while「~している間に」。
5.「短気は損気」。a short temper「短気」、cost you「高くつく」。Your short temper is going to get you into trouble.とも言えます。
6.「人生山あり谷あり」。peaks and valleys「山頂と谷底」の代わりにups and downs「上下(浮き沈み)」も使えます。
7.「塵も積もれば山となる」。add up to a lot「積み重なって大量になる(山となる)」。
8.「大は小を兼ねる」。文字通りの意味は「小さ過ぎるより、大き過ぎる方がいい」。

1~8の英文を繰り返し音読しておきましょう。
英語はPractice makes perfect!「習うより慣れろ!」。

それではまた。


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