Googleデータスタジオによるレポート作成の教科書 成果を上げるWeb解析レポートを徹底解説
- 著作者名:佐々木 秀憲、 稲葉 修久、 小田切 紳、 藤岡 浩志、 井水 大輔、 平野 泰章、 小田 則子、 窪田 望、 古橋 香緒里
- 監修者名:小川 卓、 江尻 俊章
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- 書籍:3,047円
- 電子版:3,047円
- A5判型:288ページ
- ISBN:978-4-8399-6485-6
- 発売日:2018年02月28日
- 備考:中級
内容紹介
Webに特化したBIツール「Googleデータスタジオ」によるレポート作成の自動化・省力化を徹底解説!
「Googleデータスタジオ」は、Web解析レポートに特化したBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)です。BIツールとは、蓄積されたデータを収集・分析・加工し、それを「ビジュアライズ」してレポート形式にまとめ、意思決定や進捗管理に活用するものです。従来のWeb解析レポートは、GoogleアナリティクスのデータからExcelやPowerPointで作成する必要があったため手間がかかっていましたが、Googleデータスタジオを使えば、大幅な省力化や作業の自動化が可能になります。
本書では、Googleデータスタジオの基本的な使い方、「Googleアナリティクス」「Google AdWords」「Google Search Console」「YouTubeアナリティクス」といったツールと連携して解析レポートを作成する方法などを解説しています。
しかし、Web解析でもっとも大切なのは、Webから得られる情報を「事業の成果につなげること」であって、レポートの作成ではありません。事業の成果につなげるためには、データの取得や整形といった「ルーチンの作業」を極力減らし、そこから得られる情報をもとにした改善提案やPDCAサイクルを回すことに時間を費やすべきなのです。本書には、ビジネス分析や発表レポートについての説明が含まれているのは、そのためです。
まずは、Chapter 2でGoogleデータスタジオの使い方を学んでください。特にGoogleアナリティクスとの連携については詳細に説明しているので、自分のデータを使ったレポート作成ができるようになるはずです。Web解析そのものの基礎についてはChapter 3を、実践的なレポート作成のポイントについてはChapter 4を、レポートにおける効果的なビジュアライズの方法についてはChapter 5を参考にしてください。Googleデータスタジオで活用することを前提にしていますが、Web以外のデータの見方や報告書などの一般的なレポートについての理解も深まるはずです。
Googleデータスタジオを使いこなすには、Chapter 6に注目してください。Googleスプレッドシートと連携して活用する方法を紹介しています。普段のビジネスで使っている手動管理の帳票などのデータを取り込んでWeb解析のデータと組み合わせる方法、Googleスプレッドシート上で演算処理を行ってデータ抽出したり新たな指標を作成したりする方法を解説しています。まさに「事業の成果につなげる」ための具体的な方策です。
また、特別付録として、Googleアナリティクスからアクセス解析レポートを自動生成するサービス「KOBIT」の有料サービスを体験できるクーポンが提供されています。
充実のラインナップに加え、割引セールも定期的に実施中!
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備考
●著者プロフィール
・佐々木 秀憲
株式会社Task it代表取締役社長。Webコンサルティング、Web制作、Web解析やGoogleアナリティクスに関する講座やセミナーを多数実施している。2017年より、ウェブ解析士協会レポーティング研究会委員長を務める。
・稲葉 修久
人材系企業にてWebマーケティングにも携わった後、2012年にRIコンサルティング株式会社を設立し、Webコンサルティング事業と人材紹介事業を行っている。
・小田切 紳
株式会社クラックス 執行役員。ECサイトのWebコンサルティングを中心に、クライアント企業のプロモーション企画・実施、広告運用、制作ディレクションなどに従事。2017年より、ウェブ解析士協会の地域マーケター育成プロジェクト「CMO47」のリーダーに就任。
・藤岡 浩志
長年、大企業・ベンチャー企業で、幅広い業界にわたるBI・CRM・デジタルマーケティング領域の導入支援に従事。
・井水 大輔
2011年に株式会社エスファクトリー設立。Webコンテンツの制作や運用コンサルティングを中心に、企業の「作戦」を練り、実行を支援し、ビジネスに成果を出す仕組みづくりで売上向上に貢献している。2017年、ウェブ解析士協会関東支部長就任。
・平野 泰章
2011年からWebディレクターとして勤務。制作ディレクションのほかに、アクセス解析やユーザーテストなどWebサイトに関わる定量・定性調査に携わる。2017年より、博報堂アイ・スタジオでWebアナリストとして各種Webサイトの分析業務に従事。
・小田 則子
2004年より、博報堂アイ・スタジオに勤務。解析ツールの導入から、レポーティングの勉強会などを行っている。クライアントワークが多く、幅広い業種を担当している。
・窪田 望
株式会社クリエイターズネクスト代表取締役社長。上級Web解析士。省庁やメーカー、介護医療業界不動産分野でのSEOコンサルティングを担当。
・古橋 香緒里
2007年8月、株式会社フェイスインテリジェンスを設立。中小企業を中心に約30社のWeb活用を支援。クライアント企業と長期で関わることで事業への理解を深め、組織のWeb担当者のような位置づけで活動中。
●監訳者プロフィール
・小川 卓
Webアナリストとして、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンなどで勤務後、独立。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてWeb解析の啓蒙・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。
・江尻 俊章
一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事。2000年の創業以来、業界ではもっとも早い時期からアクセス解析に着目し、Web解析を軸にしたコンサルティングを行っている。
目次
Chapter 1 これからのWeb解析レポートとは1-1 Web解析とは
1-2 KPI設定の重要性
1-3 ビジュアライゼーションで、直感的にわかりやすく
Chapter 2 Googleデータスタジオを使ったレポート作成
2-1 Googleデータスタジオとは
2-2 Googleデータスタジオの基本的な使い方
2-3 Googleアナリティクスと接続して使う
2-4 Google AdWordsと接続して使う
2-5 Google Search Consoleと接続して使う
2-6 YouTubeアナリティクスと接続して使う
2-7 その他のデータソース(コネクタ・コミュニティコネクタ)
Chapter 3 解析の基礎
3-1 「解析」とは何をするものか
3-2 Web解析の目的
3-3 改善のヒントを得るための解析に必要な3つの観点
3-4 KPI作成のポイント
Chapter 4 レポート作成の基本
4-1 よいレポートとは
4-2 レポートの準備
4-3 レポートの構成を決める
4-4 コンテンツを作る
4-5 レポートを伝える
Chapter 5 レポートのビジュアライズ
5-1 言いたいことが決まれば選ぶべきグラフは決まってくる
5-2 グラフで見るべきポイントを指し示す
5-3 Googleデータスタジオでグラフや表の見せ方を変更してみよう
Chapter 6 高度な分析を行うためのGoogleデータスタジオ活用法
6-1 2つ以上のデータソースを利用したレポート作成
6-2 販売計画のデータとアクセス解析データをつなげる
6-3 スプレッドシートとデータスタジオを接続し、ビジュアライズする
6-4 スプレッドシート上で四則演算し、新しい指標を作り出す
Chapter 7 Googleの分析ツールを活用する
7-1 Web解析に活用できるGoogleの分析ツール
7-2 Googleアナリティクス
7-3 Googleタグマネージャ
7-4 Googleオプティマイズ
7-5 Googleサーベイ
Appendix 特別付録