CINEMA 4D MoGraph/XPressoガイドブック 【-解説ムービー付き-】
- 著作者名:冨士 俊雄
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- 書籍:4,598円
- 電子版:4,598円
- B5判:328ページ
- ISBN:978-4-8399-5882-4
- 発売日:2017年01月31日
- 備考:中~上級、Win/Mac
内容紹介
CINEMA 4DのMoGraph/XPressoを解説した実践ガイドブック!
統合3DCGソフトウェア、CINEMA 4DのXPressoとMoGraphに関する解説書。
MoGraphはたくさんのオブジェクトを効率よく動かすための機能、XPressoがCINEMA 4Dの中でスクリプトを組み、効率よくレンダリングするための機能です。この2つの機能は、CINEMA 4Dの中では中級から上級レベルのユーザーが必ず引っかかるものであり、近年かなり重要視されています。本書は、MoGraphとXPressoに絞り、解説を行ったものです(※CINEMA 4Dの基本機能や基本操作には触れていません)。
【構成】
Chapter1 MoGraphとXPresso
Chapter2 MoGraphを使って花を咲かせる
Chapter3 MoGraphを使って空飛ぶ岩を作る
Chapter4 レンダリング
Chapter5 XPresso
Chapter6 プログラマブル・エフェクタ
Chapter1ではMoGraphとXPressoの概要を解説します。
Chapter2からChapter4では、CINEMA 4Dでシーンを作成し、アニメーションをレンダリングするまでの流れを説明しています。MoGraphを習得したい人だけでなく、CINEMA 4Dにまだ慣れていない人でも手順通りにすれば作ることができるでしょう。また、他の3DCGソフトの経験者でもCINEMA 4D的な考え方を理解するのに役立つはずです。
Chapter5はXPressoについて説明しています。XPressoは作業を効率化し、標準機能だけでは作れない表現を可能にしてくれます。仕事でCINEMA 4Dを使っている人は、ぜひマスターしましょう。
Chapter6は、XPressoからさらに進んでCOFFEEなどのプログラミングについて説明しています。COFFEEやPythonを使えば、さらに表現の幅が広がります。ぜひ触れてみてください。
「この本を書くにあたって心がけたのは『作業効率』です。意外かもしれませんが、3Dの作業はとにかく複雑で、作業効率が作品のクオリティに直結します。たとえ画力があっても、作業効率が悪いとそれを生かしきれないのです。本一冊でツールの使い方をマスターしたり画力を上げるのは無理な話ですが、この本で説明するルールを守れば作業効率は格段に上がります。また『MoGraph』や『XPresso』も、元々は作業効率を上げるための機能です。ですから、『どうしたら効率よく作れるか?』を常に考えながらCINEMA 4Dを使うようにしてください。」(著者「はじめに」より)
【特典:サンプルデータ、解説ムービー】
本書購入特典として、CINEMA 4Dのトレーナーでもある著者による解説ムービーと、本書で作成しているサンプルのデータをダウンロードできます。詳細は本書サポートサイトをご覧ください。
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備考
冨士 俊雄(ふじ・としお)
1962年茨城県水戸市生まれ。東京理科大学物理学科卒業。専門はレーザー光学。日立工機株式会社を経て1995年からフリー。3DCGの仕事が多いが、たまに機械やコンピューターの設計も行う。リアルタイムにキャラクターアニメーションを作る「サイバー文楽システム」で1997年度の放送文化基金賞を受賞。1983年にプログラム電卓で原始的な3DCGソフトを作り、Swivel3DやRenderMan、Infini-D等を経て、1997年からCINEMA 4Dのユーザー。R7からR9まではCINEMA 4D本体やマニュアルの翻訳も行った。最近は3Dプリンターに凝っているが、3Dプリンター本体の設計も作品のデータ作成も全部CINEMA 4D。1999年から東洋美術学校講師。
目次
Chapter1 MoGraphとXPresso1 この本の読み方
1-1 はじめに
1-2 各章の内容
2 勉強の進め方
2-1 そんなに簡単じゃない
2-2 好きなものを作ろう
2-3 初心に帰ろう
2-4 整理整頓
3 用意するもの
3-1 コンピューターとインターネット接続
3-2 CINEMA 4D
3-3 レイアウトの変更
4 MoGraphとは
4-1 初心者から上級者まで使える
4-2 MoGraphは言葉に似ている
4-3 MoGraphの構造
4-4 MoGraphの働きを制限する
4-5 MoGraphキャッシュ
4-6 MoGraphを外部に書き出す
4-7 MoGraphを外部から読み込む
4-8 MoGraphの歴史
5 XPressoとは
5-1 XPressoとは
5-2 XPressoを作る
5-3 プログラムを実行する順番
Chapter2 MoGraphを使って花を咲かせる
1 2つの異なるモードについて
1-1 MoGraphを使って花を咲かせる
2 花を増やす
2-1 規則的にクローンを生成
2-2 クローナーとは何か
3 花を地面の上に並べる
3-1 地面を作る
3-2 花を地面の上に並べる
4 花を咲かせる
4-1 エフェクトを設定する
4-2 エフェクタを重ねる
5 さらにエフェクタを追加する
5-1 ランダムエフェクタでクローナーの感度を変える
5-2 ディレイエフェクタで余韻をつける
5-3 ターゲットエフェクタで花がカメラを向くようにする
Chapter3 MoGraphを使って空飛ぶ岩を作る
1 新規シーンを作る
1-1 絵コンテを描く
1-2 新規シーンを作る
2 岩を作る
2-1 岩を作る
2-2 変位デフォーマを重ねる
2-3 FFDを使う
3 環境を作る
3-1 sceneグループを作る
3-2 空オブジェクトを作る
3-3 レイヤシェーダでグラデーションを重ねる
3-4 レンダリング設定
3-5 無限遠ライトで太陽を作る
3-6 カメラパス
3-7 ターゲットカメラ
3-8 カメラのアニメーション
4 岩のマテリアルを作る
4-1 岩のマテリアル
4-2 草地のマテリアル
4-3 方向シェーダ
5 自動車を追加する
5-1 自動車を追加する
5-2 自動車を落とす
5-3 バウンドさせる
5-4 自動車を隠す
6 花を移植する
6-1 花を移植する
6-2 花が生える場所を制限する
6-3 花が生えるタイミングを調整する
6-4 花のマテリアルを明るくする
Chapter4 レンダリング
1 レンダリング設定
1-1 出力
1-2 マルチパス
1-3 フィジカル
1-4 グローバルイルミネーション
2 レンダリングの実行と確認
2-1 ウインドウの最大化
2-2 アニメーションの再生
2-3 画像に含まれるピクセルのRGB値を調べる
2-4 二枚の画像を比較する
2-5 マルチパス画像を確認する
2-6 フィルタをかける
3 ネットワークレンダリング
3-1 アニメーションのベイク
3-2 コンピューターをLANで接続する
3-3 クライアントのインストール
3-4 クライアントの設定
3-5 CINEMA 4Dの設定
3-6 クライアントの登録と管理
3-7 静止画レンダリングの実行
3-8 アニメーションレンダリングの実行
Chapter5 XPresso
1 XPressoで扱えるもの
1-1 オブジェクト
1-2 タグ
1-3 マテリアル
1-4 点滅する速度を変える
1-5 シェーダ
2 条件文
2-1 条件文
2-2 距離を求める
2-3 条件分岐
2-4 XPresso付きのオブジェクトを編集する
3 くり返し文
3-1 ポイントのくり返し
3-2 XPressoでトレーサを作る
3-3 交互に値を取り出す
3-4 オブジェクトのくり返し
3-5 MoTextの文字を変える
3-6 MoGraphでアニメーションを作成
3-7 棒グラフに文字を乗せる
3-8 くり返し機能を使って文字の位置を合わせる
3-9 くり返し機能を使って文字を変える
Chapter6 プログラマブル・エフェクタ
1 プログラム可能なエフェクタ
1-1 なぜプログラム可能なエフェクタが必要なのか
1-2 COFFEEとPythonどちらを使ったらいいのか
1-3 モード
1-4 クローンのパラメータ
1-5 MoGraphのパラメータ
1-6 その他のパラメータ
2 WaveEffector(1)
2-1 数式エフェクタで波を作る
2-2 空間に対して波長を指定する
2-3 減衰を使う
2-4 波を平面に拡張する
2-5 波を立体に拡張する
3 WaveEffector(2)
3-1 COFFEEエフェクタで波を作る
3-2 COFFEE
3-3 COFFEEを書き換える
3-4 ユーザデータを追加する
4 SpeedEffector
4-1 クローンを作る
4-2 COFFEEエフェクタを作る
4-3 プログラムを書く
4-4 SpeedEffectorを拡張する
5 TextImporter
5-1 位置
5-2 スケール
5-3 角度
5-4 カラー
5-5 時間オフセット
5-6 クローンを修正
5-7 UVW
5-8 ウエイト
5-9 可視性