目次
はじめに
序章 病院経営とは何か ――病院経営者に求められる資質
顔の見えない病院経営者
逃げない人、腹をくくった人
医療現場がわかる人
公平・公正
組織人
第1章 病院経営の本質
1-1 病院の収支構造
1-2 厳しい病院経営
1-3 医療は労働集約型産業
第2章 病院収入のしくみ
2-1 診療報酬のしくみ
2-2 日本の診療報酬体系
2-3 診療報酬の考え方
2-4 基本診察料の見方
2-5 特掲診察料の見方
2-6 平成26年度診療報酬改定を考える
2-7 経営コンサルタントからの提言
コラム 保険調剤薬局の在り方を考える―
第3章 病院の組織の課題とは
3-1 病院事務長部門――病院経営を支える病院事務長
◎病院事務長は、医療現場以外の統括責任者
◎一般企業から登用する人材
◎病院事務長の現場の課題
経営コンサルタントからの提言
コラム 病院事務長の対応が招いた危険
3-2 人事部門――病院内の「ヒト」に関わる人事部門
◎院内の人に関わるすべてを管理
◎人事部門の人材
◎人事部門の課題点
経営コンサルタントからの提言
コラム やってはいけない歩合給導入の仕方
3-3 総務部門――経営者を補佐し、各部門の窓口になる
◎各部門と連携し、職員の円滑な業務遂行を支援
◎総務部門の課題
経営コンサルタントからの提言
3-4 用度部門――物品の管理の効率化がカギとなる用度部門
◎用度部門の管理能力が病院経営を左右
◎用度部門の課題
経営コンサルタントからの提言
コラム 用度部門のチェック機能
3-5 医事部門――医療機関で働く事務の根幹を担う
◎「ヒト・カネ」を扱う医事部門
◎医事部門の最重要業務
◎医事部門の課題
経営コンサルタントからの提言
3-6 経理・財務部門――経営の柱となる経理・財務部門
◎病院の経営に直結する経理・財務部門
◎経理・財務部門に向く人
◎財務部門のスペシャリスト
経営コンサルタントからの提言
コラム チェック機能が働かない病院
3-7 医局・医師――病院を代表する専門職集団である医局・医師
◎医師の現状
◎医局の現状
経営コンサルタントからの提言
コラム 自立性と使命感を持つ医師は社会の宝もの
3-8 看護師・准看護師――病院の顔とも言える看護師・准看護師
◎看護師・准看護師の現状
◎看護師の労働環境
◎看護師・准看護師の課題点
経営コンサルタントからの提言
コラム 正規雇用と非正規雇用の問題
3-9 救命救急部門――地域との連携が要となる救命救急部門
◎救急医療の現実
◎ドクターヘリの導入効果
◎救急医療の課題点
◎未収金問題
経営コンサルタントからの提言
コラム 人の命を救ったのに起こるトラブル
3-10 コメディカル――コメディカルとこれからのチーム医療
◎コメディカルの現実
◎チーム医療の実現を目指して
◎コメディカルの課題点
経営コンサルタントからの提言
コラム 驚くほどの金額で取引される放射線機器
3-11 病院建設担当および病院施設管理者
◎病院の施設に携わる病院建設担当者と病院施設管理者
◎病院の新築・リニューアルなどを担う建設担当者
◎施設管理を担う病院施設管理部門
経営コンサルタントからの提言
コラム あるゼネコンの話
3-12 財務担当役員――リスクを背負う財務担当役員
◎経営部門とは異なる財務担当役員の仕事
◎金融機関との交渉を担う財務担当役員
経営コンサルタントからの提言
3-13 病院経営役員――病院経営を左右する役員
◎病院経営役員の業務内容とは
◎現場を理解しリーダーシップをとれる人材
◎経営者としての機能を担う役員体制を整える
経営コンサルタントからの提言
コラム 病院経営者の姿が病院管理職にも反映する
3-14 サテライトクリニック
◎新たな医療サービスとして期待されるサテライトクリニック
◎サテライトクリニックのメリットと目的
経営コンサルタントからの提言
第4章 病院経営者から見た各業界とのつきあい方
4-1 金融業界
4-2 建設業界
4-3 法曹界
4-4 税理士・会計士
4-5 社会保険労務士
4-6 医療経営コンサルティング業界
4-7 医薬品業界と医薬情報担当者(MR)
4-8 医薬品卸売業界
4-9 医療機器メーカー・医療機器卸売業界
4-10 医療消耗品取扱業界
4-11 事務機器業界
4-12 行政
4-13 職能団体
4-14 政治家
4-15 医学会
4-16 労働組合
4-17 医療情報
第5章 これからの日本の医療政策
5-1 日本の医療政策とは
5-2 第二次安倍内閣における医療・社会保障改革
5-3 TPP参加で注目される医療問題
経営コンサルタントからの提言――これからの医療経営を考える
あとがき参考文献