サラリーマンこそ最強の職業である

備考

金田博之（かねだ・ひろゆき）
1975年山口県生まれ。大学卒業後、グローバルに展開する大手ソフトウェア企業に就職。以来、入社1年目で社長賞受賞、29歳で副社長補佐に抜擢、30歳で部長、35歳で本部長に昇格するなど第一線で活躍。
現在は日本の大手製造業で経営の中枢に参画し、グローバルに展開する事業を推進している。一貫してサラリーマンであることに誇りを持ち、会社人生を歩んでいる。
個人ブログ「30代の人生戦略ノートと成長日記」は「週刊ダイヤモンド」に人気ブログ（2009年ビジネスの部）として紹介される。日本を元気にすることを目的とした団体「Design the Way」も主宰している。
おもな 著書に『初速思考』(日本実業出版社)、『仕事に才能はいらない』(かんき出版)などがある。

目次

サラリーマンこそ最強の職業である　目次
 
はじめに
 
●第1章　サラリーマンは最強の職業!?
なぜサラリーマンは最強の職業なのか？
資源は最大限にいかすもの
サラリーマンほど自分が成長できる環境はない
世界中の最強サラリーマンから聞いた「サラリーマンの夢」
サラリーマンの舞台が私にとってのプロスポーツの舞台
仕事が嫌な分、サラリーマンは得られるものは大きい
会社と個人、どちらが信用を得られる？
 
●第2章　会社の制度や仕組みがあるから人生を充実させられる
サラリーマンには安定した給料が入ってくる
　　……給料の一部を自己投資に回し「好循環」をつくる
体を壊しても最悪の事態は避けられる!?
　　……安心して会社に身を預けよう
有給休暇というサラリーマンの特権
　　……堂々と休んでモチベーションサイクルをつくる
サラリーマンだから規則正しい生活を送れる
　　…… 「自分アポ」で生活のリズムができる
最新の設備を覚えることができる
　　……会社の設備を使い倒して最新技術をマスターしよう
福利厚生の本当の意味
　　……プライベートを楽しんでこそ仕事に「メリハリ」ができる
ボーナスをもらう瞬間をモチベーションに
　　……ボーナス活用は「ルール」を決めて生活を豊かにする
 
●第3章　夢や目標を分かち合える仲間がいる
つらくても孤独じゃないのがサラリーマン
　　……支え合い、鼓舞してくれる仲間と「成長」し合う
会社はさまざまなバックグラウンドを持つ人がいる人間道場
　　……自分にない「専門性」を効率的に能力に組み込む
尊敬できる先輩が必ずいる
　　……その年齢分の時間を「まるごと買い」しよう！
会社の上司や同僚が評価してくれる
　　……他人からの評価が「次の一手」を導いてくれる
社内には競争相手がたくさんいる(1)
　　……部門を超えて「競争ゲーム」を楽しみながら成長しよう
社内には競争相手がたくさんいる(2)
　　……「嫌な相手」も自分の成長材料にしてしまおう
チームで目標を達成した充実感は何事にも代えられない
　　……成功体験を原資に「成功のスパイラル」を作る
 
●第4章　組織があるからスキルアップできる
スキルを強化することで悩みを解決する
　　……スキルは「分解」することで身につけやすくなる
学習することを優先付けする
　　……「実践頻度」と「成長へのインパクト」の二軸でまとめる
会社の費用で勉強ができる
　　……研修で学んだことを実践で「磨く」方法
継続的な学習意欲を高める環境がある
　　……同じ境遇にある危機感から生まれる「集団の知恵」
会社の情報力は個人の力ではかなわない
　　……会社の情報力をいかして個人の「情報ライブラリー」を作ろう
上の人からも、下の人からも毎日が勉強
　　……すごい人の技術を徹底的に「パクれ」
組織がガタガタの会社にいても幸せか？
　　……しっかりしない会社ほど目立つ存在になるチャンス
不本意な部署に異動しても幸せか？
　　……異動があるから成長できる
どんな地味な仕事もノウハウの宝庫
　　……他人が欲しがるノウハウをタダで吸い尽くせ
もうやっていけないと思った会社でも、未来はあるのか？
　　……「やりきるリスト」で会社の資産を吸い尽くせ
 
●第5章　その気になれば世の中を変えることだってできる
集合体の強さ、それがサラリーマン
　　……いかせばあなたは「数倍の力」を手にする
サラリーマンだから長いキャリアの骨格がつくれる
　　……会社を「踏み台」に自分を伸ばそう
自分のスキルに厚みを持たせる社外人脈を増やせる
　　……会社の「看板」を利用して人脈を増やそう
コミュニティの力はバカにできない
　　……「異業種の実践例」から自分を高める発想が生まれる
会社にいれば経営のさまざまな体験ができる
　　……「疑似体験」で予想外のチャンスを呼び込もう
目の前にある経営資源をタダで使い倒せ！
　　……会社の資源は「一生モノの武器」になる
会社にいるだけでやるべき目標が自然と湧いてくる
　　……与えられた「目標の上」に目標を作ろう
世の中に大きな付加価値をもたらす
　　……会社を「媒介」に世の中にインパクトのある貢献を目指そう
仕事の価値観はレンガ職人に学べ
　　……「視点を外に向ける」だけで仕事のやる気はこんなに違う
会社があなたの夢に気づかせてくれる
　　……会社のビジョンを通じて「自分の夢」を考えよう
 
●第6章　会社の枠を超えた人間になろう
課題の多い会社のほうが、あなたの武器は増える
　　……会社の課題がわかるから、ビジネスニーズに応えられる
サラリーマン環境が人生の土台を作る
　　……関わる人の量と質が人生を決める
会社の仕事をもっと広く考えてみる
　　……サラリーマンの「走攻守」を鍛える
将来がある程度見えているから人生設計しやすい
　　……長期的な「将来設計」を早いうちから行おう
大きなミスも会社がバックアップしてくれる
　　……能力以上のことに挑戦して、初めて実力以上のことができる
サラリーマンだから土日を有効活用できる
　　……土日の使い方こそ会社の枠を超えた能力発揮のチャンス
会社に「依存しない」サラリーマンになろう
　　……人生のさまざまな選択肢を与えてくれる
 
おわりに