一生医者いらずの菌活のはじめ方
- 著作者名:辨野義己
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- 書籍:1,452円
- 電子版:1,162円
- B6判:200ページ
- ISBN:978-4-8399-5027-9
- 発売日:2013年12月21日
内容紹介
がん・高血圧予防、免疫力アップ、ダイエット、美肌効果、アレルギー症状改善、
便秘予防・解消、コレステロール値の低下、血糖値の上昇抑制など。
これらすべては、“菌活”がかなえてくれます。
でも、摂取する菌の種類によって、さまざまな効果があることをご存知でしょうか?
その効果をしっかり得るためには、
摂取する菌と腸内細菌の関係を知ることが不可欠です。
たとえば、ヨーグルトに含まれる乳酸菌。
乳酸菌の種類によって、便秘予防を期待できるものもあれば、
ダイエット効果を期待できるものもあるのです。
本書では、誰でも簡単に日常生活に“菌活”を取り入れられるよう、
乳酸菌などの身近な菌の効果的な摂取方法を伝授。
また、摂取した菌を体内でより活発に働かせるための方法(育菌)にも触れます。
医者いらずの健康な体は、誰でも簡単に始められる“菌活”で手に入ります。
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備考
辨野義己(べんの・よしみ)
独立行政法人理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室特別招聘研究員。農学博士(専門領域は腸内環境学)。酪農学園大学特任教授。日本臨床腸内微生物学会理事。全国発酵乳乳酸菌飲料協会理事。国際嫌気性グラム陰性桿菌分類命名小委員会委員。
1948年大阪府生まれ。酪農学園大学獣医学科卒。東京農工大学大学院を経て、理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室室長。2009年退職後、現職。
腸内細菌のDNA解析によって新しい細菌を多数発見。腸内細菌と病気との関係を掘り下げて研究するとともに、ビフィズス菌や乳酸菌の健康効果を広く伝えるべく「うんち博士」として、テレビや雑誌などのマスメディアや講演などでも活躍。
目次
はじめに
第1章
~腸はこんなにもすごい!~
健康と美容のカギを握る腸
1 肝臓、胃、肺……、腸はあらゆる器官の源だった!
2 21世紀は腸の時代。腸は「第2の脳」から「第1の脳」へ
3 大腸よりも小腸の方がえらい!?
4 免疫細胞が集まる腸は外敵を排除する最前線
5 大腸の働きぶりが私たちの美容と健康を左右する
6 腸は「健康の発信源」であると同時に「病気の発生源」でもある
7 食生活の欧米化で増える大腸がん
8 便は体からの「お便り」。見れば腸の環境が分かる
9 便秘は腸内環境の負のスパイラルを生み出す
10“腸の高齢化”が進み、若い人ほど実年齢との開きがある
11 腸のすごさ=腸内細菌のすごさ。健康の秘訣は腸内細菌のコントロール
第2章
~腸内細菌とはいったい何!?~
知られざる腸内細菌の正体
1 大腸内には1・5キロもの腸内細菌がすんでいる
2 大便の固形成分の3分の1は腸内細菌
3 推定1万7000~3万種以上、機能が分かっているのはごくわずか
4 球状、棒状、Y字型……。菌の形はいろいろ
5 腸内細菌は母子感染でもらう
6 腸内細菌の・個性・を決めるのは母親の腸内環境
7 「発酵」を進める善玉菌と「腐敗」を起こす悪玉菌
8 腸内環境を良くするには日和見菌がポイント
9 善玉菌の代表選手は乳酸菌とビフィズス菌
10 外から摂った善玉菌は腸内にはすみつかない
11 肉食が悪玉菌を腸内にのさばらせてしまう
12 大腸がんは悪玉菌による慢性感染症だった!?
13 年をとると善玉菌が減る!?
14 腸内細菌が、「腸年齢の老化」を決める
15 腸内細菌はデリケート!? ストレスにも影響を受ける
16 無菌動物の方が長生きする事実
第3章
~腸内細菌がいるのは何のため?~
腸内細菌のおしごと
1 菌による病は菌で制す。悪い菌と闘う力
2 病原菌が体内にいても発病しない理由
3 善玉菌が産生する有機酸のパワフルな能力
4 腸内細菌が免疫システムをコントロールする仕組み
5 花粉症、アトピー性皮膚炎……。アレルギーと腸内細菌の深い関係
6 ビタミンをつくるのも腸内細菌の仕事
7 乳がんを促進するのも予防するのも腸内細菌
8 太りやすいか否かの体質を腸内細菌が決めている!?
9 感情にまで影響を及ぼす秘めたるパワー
10 子どもの脳の発達にも影響力を持つ腸内細菌
11 変幻自在!? 宿主によって進化する能力
第4章
~善玉菌を増やせ!~
腸内環境を整える菌活メソッド
1 菌活の究極の目的は「バナナうんち」を出すこと
2 「いいうんち」を出すために必要な「三つの力」
3 食物繊維は、便を「つくる力」を育む立役者
4 「ネバネバ三兄弟」で便秘とおさらば
5 善玉菌が喜ぶ食品、悪玉菌が喜ぶ食品
6 「プロバイオティクス」で病気の予防&改善をする
7 菌活をサポートする賢いヨーグルトの摂り方
8 「生きたまま腸に届く」ことが重要
9 “育菌”のポイントは食物繊維やオリゴ糖の摂取
10 腸内環境を整える日本の伝統食
11 納豆、漬物、みそ……。身近な発酵食品を見直そう
12 腸内洗浄や断食に腸内環境を整える効果はない!
13 「いいうんち」を「出す力」をつけるために必要な「運動」
14 快眠&ストレス解消も菌活の大事な要素
15 菌活=ダイエット。2年間で14キロやせた私
第5章
~症状別、目的別に利用したい!~
菌の底ぢから
1 目的別、症状別に取り入れたい。菌の恐るべきパワー
2 多くの乳酸菌やビフィズス菌に便秘予防&解消の効果あり
3 便秘解消+保湿効果で肌荒れを改善
4 私自身が効果を実感。善玉菌は花粉症を軽減する!
5 アトピー性皮膚炎の改善にも効果を発揮
6 疲れやすい、風邪をひきやすい……。そんな人は免疫力の強化を
7 インフルエンザ予防の効果が認められた乳酸菌
8 腸管出血性大腸菌O-157など食中毒を予防する
9 体質を改善してダイエットをサポートする乳酸菌
10 菌がつくるネバネバ成分が血糖値の上昇を抑制する!
11 高血圧の予防効果があるラクトトリペプチド
12 乳酸菌とビフィズス菌のコレステロール値の低下作用
13 善玉菌が喜ぶ菌の摂取は大腸がんの予防にも
14 ピロリ菌と闘う善玉菌の力で胃がんを予防する
15 日本で急増中の難病、潰瘍性大腸炎の症状を緩和
16 口の中でも活躍する乳酸菌。口臭や虫歯予防にも役立てたい!
付録
効果別 菌一覧表
おわりに