宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方
- 著作者名:古川聡
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- 書籍:935円
- 電子版:628円
- 新書判:208ページ
- ISBN:978-4-8399-4975-4
- 発売日:2013年12月21日
- シリーズ名:マイナビ新書
内容紹介
宇宙ゴミ衝突の危機!密閉空間での長期滞在、想像を絶する過酷な訓練……。
あらゆる極限状態におけるストレスに耐え、職務を全うする究極の職業が「宇宙飛行士」です。
宇宙飛行士という職業は特殊なものかもしれませんが、そこで学んだことは「様々なストレスにどう対応するか」「目的の達成に向けて何をすべきか」「良い人間関係を作るためにはどうすればいいのか」「想定外の事態にどう対応すべきか」など、人生に共通の課題です。
ぜひあなたの身の回りのことに置き換えながら、読んでみてください。
今は社会も想定外の連続ですが、宇宙飛行士の「心の鍛え方」は今の社会を生き抜くという困難なミッションの遂行にもきっと役立つはずです。
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備考
古川聡(ふるかわ・さとし)
JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士。1964年、横浜生まれ。東京大学医学部医学科卒。
東大病院外科に医師として勤務していた1999年に、宇宙飛行士選抜試験に合格。12年余りの訓練の後、2011年6月、ロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ飛び立ち、約5カ月半(167 日)国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。
ソユーズ宇宙船ではフライトエンジニアとして船長を補佐し、国際宇宙ステーションでは医師としての経験を活かし様々な科学実験などを行った。
著書に『宇宙へ「出張」してきます―古川聡のISS勤務167日―』(共著・毎日新聞社)。
目次
第1章 宇宙飛行士のストレスマネジメントとは
宇宙ゴミの接近、国際宇宙ステーションの危機!
死の危険にも動じない心が必要な仕事
極限状態に備える宇宙飛行士の訓練とは
死を身近に感じる「NEEMO訓練」
チームで困難を乗り越える「NOLS訓練」
国際宇宙ステーションでの生活とストレス
宇宙飛行士が直面するリスクとストレス
【コラム】宇宙に浮かぶ研究室「国際宇宙ステーション」
第2章 人間関係からくるストレスへの心の鍛え方
他人の指摘に強い人の考え方
他人への指摘は「人」ではなく「意見」に対して
ストレス対策の第一歩は「知ること」
「配慮」はしても「遠慮」はしない
孤独な環境が生み出すストレス
積極的なコミュニケーションでストレスを乗り越える
若田宇宙飛行士に学んだストレスマネージメント
背景にある文化を知れば、あつれきを避けられる
第3章 組織に対するストレスを溜めない方法
同じ場所・同じ仲間でうまく仕事を続けるには
大変なときは「助けを求める」
チームでリスクを受け入れる
最終選抜試験で、私が手に入れたもの
選抜試験を共に戦った「戦友」
第4章 リスクを恐れない心の育て方
リスクは受け入れるもの
「正しく怖がる」ことがリスクヘッジになる
ストレスを自己診断する
現場でなければ分からないことがある
背水の陣になってしまったら
第5章 先が見えない不安との付き合い方
予測がつかない状況は、常にある
予測がつかない状況への対処法
今の自分に自信が持てないときは
「割り切る」そして「できることをやる」
「がんばること」は目的ではない
何のためにがんばっているのか、原点に立ち返る
先が見えないときはプロセスを楽しむ
忙しい日々は「中距離走」の気持ちで乗り越える
宇宙飛行士はなぜ待つことができるのか
第6章 理不尽な出来事に負けない方法
起きたことに意味を与えるのは自分
出来事をどう捉えるかは「くせ」のようなもの
第三者的な立場で見る「メタ認知」を意識する
心を落ち着かせる最も簡単な方法
笑いが生んだリラックス効果
第7章 想定外の危機に立ち向かうには
想定はあくまで想定。現場の応用が要
想定外のトラブルに対処する宇宙飛行士流訓練
パニックの抑え方
万が一、に準備する
落ち着くためのジンクスを持て
極限状況を経験して