贅沢
私が学生だった頃、男子にとって自分の車を持つことは夢の1つだった。免許が取れる年齢が近づくごとに、その夢は大きくなっていき、免許が取れる年齢になると現実にしようと必死になる。
幸か不幸か、私は比較的裕福な家に育ったせいで、免許取得と当時に自分の車を買い与えられて、その後、車がない生活になったことがない。
不幸じゃないじゃん、と言う人もいるかもしれないが、私は車に憧れたことがない。今でも、車は機能重視で、用具に過ぎないと考えている。車を熱く語り、憧れとして崇める人が羨ましい。そうなれない自分は、ちょっと不幸だなぁ、と思うのである。