ダルマさんが
女子ツアーの中継を見ていた。茨城で開催されていたワールドレディスチャンピオンシップだ。諸見里しのぶプロが優勝した試合は、良く言えば最終ホールまで緊迫した展開だった。
最終ホールで興味深いことがあった。バーディを取って追い着きたい福嶋晃子プロの第2打。諸見里プロは既に打ち終わり、グリーンに乗っていた。構えた福島プロは、スッとアドレスを解いて「止まって!」と声を出したように見えた。
珍しいなぁ、と思った。フェアウェイど真ん中にいる選手はギャラリーから最も距離があるので、動きを気にすることはまずない。改めてアドレスをし直す福島プロをカメラは別アングルで写した。打ち終えた諸見里プロ越しの映像だ。私は、あっ、と思った。諸見里プロはかなりグリーンの近くまで来ていた。