【第6回】コウタのビー玉(2) | マイナビブックス

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こよみちゃんとフウモ

【第6回】コウタのビー玉(2)

2017.02.13 | じゃいがも

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 それからボクは、一人で外へ出掛ける事が多くなっていった。

 仙吉さんと散歩した道を一人で歩き、日向ぼっこして、昼寝をして、あの人がいなくなる時間に家に帰る。いつの間にか、これが当たり前になっていったんだ。

 仙吉さんの様子がおかしくなったのは、それから一年くらい経った頃からだ。

 あの人の事を泥棒扱いしたり、ボクの名前を忘れたり、一日に何回もご飯を食べるようにった。

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