【第３回】おかずに文句を言わせぬこと

３ おかずに文句を言わせぬこと

 
わが子にはその子の好物を与えたいと思うのは親の情けです。だからといって、子どものわがままを一々聞いてやるのは母親の優しさではありません。
食欲は食べているうちにも出てくるものです。子どもの嫌いなものであろうとも、母親が子どもの健康を考え、よいと信じて選んで料理したものなら、それを食べさせるのが母親の最上の優しさであるはず。
この親心を知らず、好き嫌いを言うようなわがままの激しい子どもは、やがて世間で笑われてしまいます。
そんな子どもに育てたのはだれでしょう。
それこそ、偏った献立、偏った食事をしていたあなた自身ではないでしょうか。