第13回 「矢倉」その1
今週のお題は「矢倉」。幾多の大勝負で登場した将棋の花形戦法です。
あれ、矢倉って囲いの名前じゃないの? との疑問はごもっとも。矢倉とは囲いの名前でもあり、戦法の名前でもあるのです。つまり、とてもバリエーションが広い用語なので、次回も継続して説明する予定です。
高層建築物
矢倉は「やぐら」と読みます。もともとは木材などで高く組み上げられた構造物のことで、城郭の「物見矢倉」といえば分かりやすいかもしれませんね。漢字では「櫓」と書く場合もありますが、現在は「矢倉」の方が一般的です。