お里が知れる
「○○プロのレッスンを受けているんですよ」
自慢げな瞳はある意味で無邪気に輝いている。私に感心して欲しいのか、褒められたいのか、訳が分からないのだが、競技の記念参加同様、私は看板にこだわる人の気が知れない。
ある地域で、私と親友だという男がいる。新幹線で2時間弱かかるそのエリアに、私は尊敬している人は何人もいるが、親友と思っていている人はいない。詳しく話を聞けば、その人のことを私は知らない。もちろん、メールのやりとりなどがなかったとは言えないが、メールのやりとりだけで親友になるのは、私の場合はかなり珍しいことで、ほぼあり得ない。