クラブハウスの窓
食堂などクラブハウスの窓から最終ホールなどのプレーの様子が見られるように設計してあることは、初期のコースでも最近のコースでも原則となっている。とはいえ、あまりにも窓がホールに近いと打球でガラスが割れたりする事故が増えるので、適度な距離をおいて見渡しが良くするような工夫は、古いコースの方が上手いように思っていた。
ところが、あるゴルフ場経営者と話をしていると、それは私の勘違いだと言われた。新しいコースでは、設計段階では上手に見渡しが良いようになっているのであるが、施工する段階で意図的にクラブハウスから見えにくいように、植樹したり、盛り土したりして作り直すのだ、と言う。