【第3回】円が三角に恋をした(3) | マイナビブックス

100冊以上のマイナビ電子書籍が会員登録で試し読みできる

円が三角に恋をした

【第3回】円が三角に恋をした(3)

2015.10.16 | 桂南

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「お話し中のようなので、また後で来ましょうか」
耳に心地よく響く爽やかな声。周一は顔を斜め上に向けたままでいる。三角恵と視線が合う。吸い込まれそうな大きな瞳をしている。思わず見入ってしまいそうになり慌てて下を向いた。
「今でいいよ。書き上がったのか?」と角君。
「はい」
「添削しておくから、明日にでも取りにきなさい」
「わかりました」と返事をし、三角恵がノートを手渡す。笑みを浮かべ周一に軽く会釈してから、その場を離れた。

続きをご覧いただくには、会員登録の上、ログインが必要です。
すでにマイナビブックスにて会員登録がお済みの方は下記の「ログイン」ボタンからログインページへお進みください。

  • 会員登録
  • ログイン