【第14回】走った先にあるゴール

2017.01.04　|　篠原嗣典

走った先にあるゴール

　２年前、知り合いから頼まれてＢ君のデビュー戦にお付き合いした。

　Ｂ君は当時２５歳。学生時代にバスケットで鍛えた強靱な肉体を持ち、若いのに非常に冷静だと普段から評判のナイスガイだった。ゴルフは昔からやってみたかったが、機会がなく、クラブに触れたこともなかった。しかし、職場の先輩の草野球の助っ人に行き（野球はあまり上手くないらしいが）、そこで知り合った仲間と親しくしているうちに、そのコミュニケーションにはゴルフが必要だと思い、その仲間のクラブを安く譲ってもらい２カ月間徹底した練習を積みコースデビューとなった。

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