【第2回】初打ち2004 | マイナビブックス

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ゴルフプラネット 第17巻

【第2回】初打ち2004

2016.08.12 | 篠原嗣典

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初打ち2004

 

 2004年の初打ちは、風邪でダウンした影響で延び延びになった。練習も年始に行っただけで、全くしていなかった。

 

 17日は、読者と作った研修会があった。直前に、キャンセルは出来る限りしないようにしようじゃないか、と研修会のメンバーに提案していたことが、フラフラでもグリーンに立つことを義務付けていた……。

 

 17日は、雪の予報だった。前夜、私は1週間ほとんど寝たきりのまま、ぼーとしていた。下がらない熱、怠い体、関節痛、止まらない咳と鼻水、頭痛……。風邪の見本市のような状態だった。雪は午後から降ると予想されていた。ボーとしながら、今降ってくれれば、中止の連絡を回すことが出来るのに、と考えた。

 

 だらしないことを考えながらも、行くことは決意していた。私は、ゴルフの神様に試されているのだ。

 

 当日は、参加者の一人に車に乗せてもらって現地に行った。これは、結果としては非常に助かった。

 

 防寒の為の下着やシャツ、ベストにセーターを着込み、ウィンドブレーカーを持ってコースに出た。過去に何度か、風邪をひいたままコースに出て、帰りには治ってしまったことが何度かあった。今回もそうなるように願った。

 

 練習グリーンで、1週間ほとんど歩いていない自分を自覚した。足の裏の感覚が鈍かった。体調は全く良くならず、動くのも辛い。準備運動をするのをパスした。体力を温存するつもりだった。

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