【第10回】親しき仲だからこそ礼儀あり

2016.10.25　|　篠原嗣典

親しき仲だからこそ礼儀あり

　例えば、飲食店の店員に威張り散らす人がいる。こういう人間とはゴルフをしたくないと思ってしまう。キャディに向かって無理難題をふっかけて、出来ていないと怒ることで自分の存在感を確認するタイプである。こういう人に限って、キャディがいなければ、残りの距離もグリーン上でラインも読めずにおどおどしたラウンドをするのである。

　人間関係を上下の結び付きだけにしないと安心できない人は、可哀想だ。心からそう思う。

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