【第10回】見せ球、本気球 | マイナビブックス

100冊以上のマイナビ電子書籍が会員登録で試し読みできる

ゴルフプラネット 第8巻

【第10回】見せ球、本気球

2015.11.04 | 篠原嗣典

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

見せ球、本気球

 

 適当なプロゴルファーより、自らのゴルフの方がレベルが上だと豪語していた若き頃(とはいっても、今も若いと思っているが)、最も簡単なクラブは? と、問われると、ドライバーと答えていた。

 

 今思えば、自分が使用した最後のパーシモンヘッドになったドライバーは、本当に素敵なクラブだった。ドローに打つ事以外は、思い通りに打つことができた。

 

 その中でも、低く飛び出してギューンと伸び上がっていくボールを打つのが得意だった。見ている人も、おぉ! なんて喜んでくれる、いわゆる『見せ球』である。ついついこの弾道を持ち球にしてしまう人が多いのであるが、美しい弾道と理想的な飛距離は両立しないのである。私は当時から経験的にこの事を知っていた。

続きをご覧いただくには、会員登録の上、ログインが必要です。
すでにマイナビブックスにて会員登録がお済みの方は下記の「ログイン」ボタンからログインページへお進みください。

  • 会員登録
  • ログイン