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戦国サラリーマン 山本勘助③

【第7回】上杉謙信という男

2015.09.07 | ナリタマサヒロ

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上杉謙信という男

 

 かくして、半ば、運命の糸に導かれるように、信玄と謙信は、四度、この信州・川中島の地で、竜虎相まみえる結果となった。

 謙信にしてみれば、もはや自分は関東管領職であり、その栄誉にふさわしく、武家の棟梁・源頼朝以来の鎌倉・鶴岡八幡宮への参拝もこなした身である。

 もはや、川中島という局地の争奪戦に執着するよりも、室町幕府の要職である関東管領職に相応しく、越後一国の領土安泰よりも、関東全域に平和をもたらさなければならないと本気で信じていたに違いない。

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