喫茶店経営の喜怒哀楽を赤裸々に綴った『当世珈琲茶屋事情』


かつては一度はやってみたい商売として人気のあった喫茶店ですが、現在は激減しているそうです。編集部に近い神保町では、まだまだ老舗の喫茶店が営業を続けていますが、再開発によって建てられた高層ビルなどに、チェーン店やカフェが次々とオープンしています。喫茶店というビジネスは、社会や経済を映す鏡のようなものかもしれませんね。

 

 

脚本書きを本業とする著者が、ひょんなことから喫茶店経営に携わることになり、苦労しながら店を切り盛りする様子を記した本書は、高度成長期まっただ中の昭和36年に店を始めて、平成10年代に閉店するまでの約50年間、様々な出来事や出会った人々を見事に活写しています。

 

50年にわたって様々な困難を知恵と工夫で乗り切り、その一部始終を綴った本書は、飲食業だけでなく、店舗ビジネスを考えている人にとっても、役立つものになるのではないでしょうか。

 

価格は350円。KindleStoreで好評発売中です。是非ともお読み下さい。

 

 

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