小説家になろう×マイナビBooks「お仕事小説コン」結果発表 書籍発売決定


GP&準GP&優秀賞受賞作
「ファン文庫」にて書籍発売決定

今回、記念すべき第1回となった「お仕事小説コン」にご応募いただいた皆様、ありがとうございました。応募総数は編集部の予想をはるかに上回る603作品にのぼり、大激戦のコンテストとなりました。

全体的にジャンルを問わずハイレベルな作品が多く、審査員一同で何度も議論を重ね、検討してまいりました。その結果、グランプリ1作品、優秀賞1作品を発表いたします(優秀賞5作品のうち4作品は該当作なし)。

今回、最終審査にてグランプリと僅差で最後まで討議された作品については、追加で準グランプリを創設いたしました。

また、惜しくも優秀賞には満たなかったものの、今後に期待し応援していきたい作品には特別賞を設けました。

最後に、予選通過作品と選評を記載しておりますので、そちらもご覧ください。各作品の電子書籍刊行のスケジュールについては別途お知らせいたします。
※グランプリ及び優秀賞作品に関しては当初、電子書籍化のみの予定でしたが、審査員一同、より多くの方々に読んでいただきたいとの思いが強く、急遽、紙書籍として発売させていただくことにいたしました。

※紙書籍化となる作品は、グランプリ・準グランプリ・優秀賞受賞の3作品となり、3月20日創刊のライト文芸小説レーベル、「マイナビ出版ファン文庫」にて順次発売となります。

 

 

 

グランプリ 賞金10万円+マイナビ出版にて書籍化+電子書籍化

万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~
(溝口智子・著) イラスト:げみ

※3月20日創刊「マイナビ出版ファン文庫」にて大好評発売中!
書籍化に伴い、著者名(旧名:かめかめ)変更となりました。

 

 

 

 

準グランプリ 賞金5万円+マイナビ出版にて書籍化+電子書籍化

謎解きよりも君をオトリに ~探偵・右京の不毛な推理~
(旧題:ハニートラップ!)(来栖ゆき・著) イラスト:けーしん

※3月20日創刊「マイナビ出版ファン文庫」にて大好評発売中!
書籍化に伴い、改題いたしました。

 

 

優秀賞 賞金3万円+マイナビ出版にて書籍化+電子書籍化

 

路地裏わがまま眼鏡店(旧題:妄想眼鏡店)

(相戸結衣・著) イラスト:げみ

※「マイナビ出版ファン文庫」にて4月20日発売!
書籍化に伴い、改題いたしました。現在予約受付中!

 

 

 


特別賞 賞金1万円+マイナビ出版にて電子書籍化

 

黒羊珈琲館のエチュード(クナリ・著)

少女と狐と物の怪と​  第1巻(背谷 秋善・著)

許せない事だってあるんです!​ (くるみ・著)

圓野あおいの妖怪ビオトープ管理録 第1巻 (はくたく・著)(旧題:妖怪ビオトープ管理士 圓野あおい)


↓ ↓ ↓


※マイナビeBooks大賞W受賞※

『黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~』

(旧題:黒手毬珈琲館のエチュード)(澤ノ倉クナリ・著)


紙 書 籍 化 決 定 ! !

 

 

特別賞受賞作は「マイナビeBooks大賞」にノミネートされ、「黒羊珈琲館のエチュード (クナリ・著)」が大賞となりました。

今後、「マイナビ出版ファン文庫」より5月20日発売決定!

※表紙画像はイメージです。
書籍化に伴い、改題および著者名(旧名:クナリ)変更となりました。

 

 

 

予選通過作品

『愛のモノリス』(稲葉孝太郎・著)

『茜色の君に恋をする』(文野さと@ぷんにゃご・著)

『悪役令嬢に仕立て上げられたので、ちょっとした仕返しをしようと思う。』(浅井優・著)

『アタラクシア』(母ノ木 遊琴・著)

『ある洋菓子店、下っぱ従業員の日常』(くろくろ・著)

『異界の悪魔が恋をして』(縁ゆうこ・著)

『行き遅れ魔王様と幼なじみ執事』他、同シリーズ6作品(遠和・著)

『イケメン?! 私の光る君(源氏物語より愛を込めて)』(としろう・著)

『異世界でやきたてパン屋を始めたらアホな子ばかりやってきて困っています(あほパン)』(弘松 涼・著)

『異世界冒険譚~魔法使いのお仕事~』(パセリ・著)

『いつか……』(出口 常葉・著)

『イミテーション・ジュエリー』(久遠萬姫・著)

『「宴に集うは・・・」』(岐阜の人・著)

『虚ろな楽園』(星見瑠人・著)

『海と風の王国 第1巻 ~転生したらモテモテに?~』(梨香・著)

『絵を描く黒猫』(よろず・著)

『大江戸棋客伝~将棋に生きた女たち』(稲葉孝太郎・著)

『オオカミ印の赤ずきん便』(御堂 はなび・著)

『俺、異世界で魔女になります!』(はすた・著)

『会社がマジカル企業で辛い』(七色春日・著)

『カフェ《プロースト》の日常』(篠原 皐月・著)

『煌真くんの憂うつ』(マジョルカ・著)

『薬と恋は森の中』(楠木千佳・著)

『グラッジ・ソード~呪怨の刃~』(ちまだり・著)

『健康診断がなんかおかしい』(七村圭・著)

『恋の悩みを知る君は』(来栖ゆき・著)

『子兎とシープドッグ』(篠原 皐月・著)

『こんなプロ野球チームはどうだ』(中村鉄也・著)

『佐藤弘次の探偵生活』(川木・著)

『Secret Gardenー俺とみやびの一年間ー』(柴田花蓮・著)

『死神少女と悪夢列車』他、同シリーズ6作品(ちまだり・著)

『死んだその時会う日まで』(greed green・著)

『Special  shopへようこそ』(黒猫レオ・著)

『スタンド・バイ・ユー~俺はあんたに守られたい~』(須方3460・著)

『スローライフ 転生したら竜騎士に?』(梨香・著)

『ソノラ -花と音楽、少年少女-』(ププ・著)

『Tactics Love -教官と訓練生の180日ー』(芳賀さこ・著)

『敵は水です』(小長一音・著)

『手と手のあいだにある約束』(いずみ・著)

『東京フットボーラーズ』(Q太郎・著)

『トキオトメ』(リノキ ユキガヒ・著)

『ナースをキレさせる秘密の言葉』(大楠晴子・著)

『猫の住処へようこそ』(御堂 はなび・著)

『はたらけ!給与所得者戦隊タイヘンジャー』(桜井あんじ・著)

『忠犬な旦那求む』(よろず・著)(旧題:『ヒモで忠犬な旦那求む』)

『ヒーローミマン』(朱雀伸吾・著)

『前髪を掴め!』(蒲公英・著)

『魔界の二柱』(国見炯・著)

『魔女達のさやあて』(み-ま・著)

『魔法僧侶のアトリエ ~絵師リキュネさんの事件簿~』(たまり・著)

『水の女』(稲葉孝太郎・著)

『みちばたのウルフ -くすぐり格闘列伝-』(猫人魚・著)

『みるく茶碗』(ナフナン・著)

『魅惑のもふっと胃袋はぁれむ!』(忍龍・著)

『昔々、聖女という者ありけり。』(たかこ。・著)

『メリア魔道具店~普通の店員って話だったのに!?~』(清・著)

『Momo色サーカス』(朧 月夜・著)

『唯一神の憂鬱』(阿井上夫・著)

『指輪は何も語ってくれない』(ミナセ。・著)

『夜風の料理』(七草せり・著)

『装い改めますればっ!』(皆麻 兎・著)

『レノ弦楽器修復工房』(ろくべえ・著)

『私の次の仕事は小説家の妻らしい。』(soy・著)

『私、魔法屋でアルバイトはじめましたっ!』(ばーど・著)

 

※予選通過作品に関しては著者様に電子書籍化について別途ご連絡をさせていただいております。合意が得られた場合、順次マイナビ出版「楽ノベ文庫」レーベルより電子書籍化となる予定です。

※発表時点で電子書籍化の打診のない作品につきましては、出版優先権は消失いたします。

 

 

 

 

【審査員より選評】

グランプリ受賞の『万国菓子舗 お気に召すまま​』は、客のリクエストに何でも応えてくれるお菓子屋さんが登場します。お仕事小説として夢のある設定にまず心惹かれましたが、全体を通しても美味しそうなお菓子とともに登場人物の背景が鮮やかに優しく浮かび上がってくる秀逸な作品でした。また、なぜ「万国」のお菓子を作る必要があったのかが最後にわかるのも、仕掛けとしてよかったと思います。欲を言えば、荘介と久美の出会い方とラストにもう少し盛り上がりがほしかったものの、十分、作品の魅力と作家さんの将来性を感じられました。

また僅差ではあったのですが、惜しくも準グランプリ受賞となった『ハニートラップ!』はテンポのよい文章で軽快に読め、何より主人公・千代に妖しく迫る探偵・右京のキャラクターが大変おもしろく、魅力を感じました。このジャンルはキャラの立て方が難しいのですが「変態私立探偵」をよく描ききりました。が、もう少し探偵モノとしての仕事内容が具体的かつ個性的に見えたら、さらによくなったのではないでしょうか。

続いて、優秀賞の『妄想眼鏡店』は、職場にイヤな上司がいてストレスがたまっているOL・志乃が眼鏡店のイケメン店員・天王寺と出会うことで前向きになっていく様子が読んでいて勇気づけられ、短めの作品にもかかわらず展開の巧みさ、キャラクターの魅力など充実した内容でした。ただ、もう少し読みたかった!というのが正直な感想だったので、ぜひ書籍化にあたり長編として再構成していただきたいと思います。

特別賞に関しては今回は優秀賞まであと一歩という作品を選ばせていただきました。4作品ともオリジナリティとその作品ならではの持ち味があり魅力的でしたが、仕事の舞台設定やキャラクターの活かし方に、まだまだ改稿の余地があるように思いました。

総括として、今回の応募作は前述したようにかなりハイレベルで、応募された6割以上の作品が一定のクオリティを満たしていると感じました。そのうえで受賞作を決定するのはとても難しかったのですが、議論を重ね上記の結果となりました。予選通過の作品も含め、ぜひこれを機にブラッシュアップし、より素敵な作品に成長させてください。

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