著書をお持ちの方へ


マイナビeBooksでは、絶版書籍や雑誌の連載記事まとめ、同人誌の原稿なども電子書籍化しています。


(1)絶版となった書籍
(2)雑誌に連載されていた記事
(3)個人や団体などで発行していた本


(1)絶版となった書籍
過去に出版された著書が絶版となっているものがあれば、その原稿を電子書籍化できます。
「絶版」とは、重版(追加印刷)される可能性がなく、書店で注文しても購入できない状態にあること。販売成績が好調だった一部の書籍を除けば、発行から数年もすれば絶版状態になるのが一般的です。
書籍の発行時に出版社と交わした契約書を見ると、契約期間が自動延長されることになっている場合が多いはず。ですが、著作権法・第八十四条・第2項によると、著者が出版社に連絡してから3ヶ月以内に書店で取り寄せができる、または電子化ができる状態にできなかった場合には出版権が消失し、他社から出版物を発行できるようになります。

 

<著作権法・第八十四条>
2 出版権者が第八十一条第二号の義務に違反した場合において、複製権者が三月以上の期間を定めてその履行を催告したにもかかわらず、その期間内にその履行がされないときは、複製権者は、出版権者に通知してその出版権を消滅させることができる。


こうした原稿をお持ちの方は、ぜひ弊社にご連絡下さい。マイナビ出版のオリジナル電子書籍として 発売できます。

 

ただし、誌面のデザインはデザイナーさん。イラストや写真などは、イラストレーターさんやカメラマンさんが著作権を保有しています。このため、誌面をそのまま電子書籍化するためには、関係者の許可を得なくてはいけませんし、二次使用料が必要となる場合もあります。そうしたスタッフたちの許諾が得られない場合、表紙を別のものに差し替えるなどの対応が必要になります。

 

なおコミック作品やイラスト集、写真集などの場合であっても、表紙デザインやロゴデザインなどで著者以外のスタッフが関与している場合がありますので、念のためご確認頂いた方がよいです。

 


 

(2)雑誌に連載されていた記事
過去に、雑誌などで記事を連載していた方は、その連載記事をまとめた電子書籍を発行できます。
一般的に、雑誌などに掲載するために書いた連載記事は原稿料を受け取っているかと思いますが、それは「その雑誌の魅力を増すための掲載料」であり、コンテンツ自体の著作権は著者が保有しています。

もしも連載が終了しており、連載記事をまとめた単行本の発行予定などがない場合には、前述した「絶版した書籍」と同様に電子書籍化できます。
ただし、例外としてWeb上のニュースサイトなどに掲載している連載記事は、初回の掲載から時間が経過していたとしてもオンライン上に公開され続け、少ないながらもPV(ページビュー)を生んでいる可能性があります。この場合、連載終了後も現役の商品として主張される可能性もありますので、担当編集者に相談してみて下さい。

 


 

(3)個人や団体などで発行していた本
同人誌や個人誌、小冊子など、個人や団体などで発行していた印刷物も、マイナビ出版から電子書籍化できます。
この場合も、絶版書籍と同様に誌面デザイナーさんやイラストレーターさん、カメラマンさんなどに依頼をしていた場合には、別途了承を得ておく必要があります。

 

入稿可能なデータ形式は、InDesignなどのDTPツール用のソフトはもちろんのこと、Microsoft Wordなどのワープロソフト用ファイルにも対応しております。ただし、PDFファイルや、PowerPointなどワープロソフト以外のソフト用ファイルしかお持ちでない場合には、別途ご相談下さい。

 


 

もちろん、ご相談いただいた案件を電子書籍化するかは弊社で検討させていただきますが、ご遠慮なくご相談下さいませ。

 

<入稿可能なデータ形式>
・出版社/編集プロダクションさま
誌面デザインや図版など、誌面で使用している素材すべての著作権をお持ちであればInDesignなどのDTPツール用のファイルをお渡し下さい。

 

・著者さま
できるだけ最終状態の原稿データをご用意下さい。テキストデータが抽出できるファイルであれば、Microsoft Word形式などで結構です。
JPEGやPDFなどの画像ファイルでお渡し頂いても大丈夫です。

 

お問い合わせは、右記メールアドレスまで → books-e@mynavi.jp