[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20100906_108.gif

上の図は16時10分頃の局面。清水女流王将は▲4三金(103手目)と飛車成りを急いだが、以下△6二飛(108手目=図)まで進んでみると、後手が盛り返した印象。隠居していた後手の飛車がいつの間にか活躍し、「5七と」の存在が光る。控え室では「先手変調では?」の声。

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20100906 153431.jpg

(△5八成銀(90手目)を着手する熊倉女流初段)

20100906_91.gif
上の図は15時40分頃の局面。△5八成銀に対し、清水女流王将は▲3六飛と引いた。▲3七歩(89手目)~▲3六飛と、2六の角にプレッシャーをかけるのがなかなか思いつかない順。相手の飛角両方の働きを奪って、じわじわと優位を拡大していこうという狙いだ。「目のつけどころが違う」と唸らさせられる指し回しである。ここに来て控え室の空気は「先手持ち」に。
両者の持ち時間が少なくなり、局面は佳境を迎えようとしている。

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20100906 151952.jpg

(カメラによる、15時15分頃の盤面。△4一飛が意外な一手だったか、清水女流王将は再び時間を使って考えている)

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20100906_83.gif

上の図は14時50分頃の局面。清水女流王将が▲4三歩と飛車の頭を叩いたところだ。後手は4四の角を支えるために△同飛と取る一手。この歩は、後手の飛車の位置を上ずらせて流れ弾に当たりやすくさせる狙い。弾みをつけて「さあ攻めるぞ」という意思表示だ。
ここからの進展の一例は、△同飛▲5五金△2六角▲2四飛△4八角成▲2二飛成。いよいよ大駒が乱舞する展開が変化に現れた。そろそろ、互いに相手玉を意識する時間帯になってきたようだ。

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20100906 142802.jpg

(カメラによる、14時30分頃の対局室の様子。清水女流王将(奥)が前後に体を揺らしながら考えている)

(文)