▲斎田-△長谷川戦は、長谷川女流初段が軽い動きを見せている。取られそうだった5筋の歩を突き捨て、▲同金と取らせて形を乱してから△6一飛(図)と引く。歩損だが、先手陣が薄いことでバランスは取れているという考え方だ。「実戦的な指し回しですね」と千葉六段。先手中央に金銀を繰り出して非常に手厚い陣形になっている。囲いの薄さは突破を許せば致命的な弱点になるが、手を作らせなければこの厚さが生きてくるだろう。先手が押さえ込むか、後手が軽い動きで突破口を見つけるか。スリリングな中盤戦になりそうだ。
![20120111_123.JPG](https://book.mynavi.jp/files/user/img/brand/shogi/mynavi-open/blog/import_mjo/assets_c/2012/01/20120111_123-thumb-450x300-9289.jpg)
(軽やかな動きを見せる長谷川女流初段。押さえ込まれないよう注意が必要だ)
(文)