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将棋情報局

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常磐ホテルは1929年創業。3000坪の広大な日本庭園は四季折々の風景が楽しめます。皇室の利用も多い、甲府の迎賓館として知られています。また、山口瞳氏、井伏鱒二氏、松本清張氏ら文豪にも愛されたホテルです。
1954年に第3期王将戦七番勝負第6局の▲升田幸三八段-△大山康晴王将戦が行われた(大山勝ち)のを皮切りに、将棋や囲碁のタイトル戦が数多く指されてきました。将棋のタイトル戦は今回で14回目となります。

(常磐ホテル)

(日本庭園は3000坪。左の大きな木は、作家の井伏鱒二氏ゆかりのけやき。井伏氏は将棋愛好家の一人で、阿佐ヶ谷で仲間たちと将棋をよく指していた)

(館内に本局が行われている「九重」でたたずむ井伏鱒二氏の写真が展示されている)

(作家の山口瞳氏が愛したかりんの木。山口氏は将棋愛好家で『血涙十番勝負』が知られる。将棋ペンクラブの選考委員も務めた)

(常磐ホテルは昭和天皇も宿泊した)

(奥の離れの「貴松亭」に昭和天皇が宿泊した。2階の「御幸」は当時の雰囲気を残しているという
https://tokiwa-hotel.co.jp/yumura/hanare/cottage_10.html
(銀杏)

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将棋や囲碁のタイトル戦を数多く行っている常磐ホテルでは、西館2階に「名人の小径」というギャラリーを設けて、当時の写真や色紙などを展示しています。大山康晴十五世名人や升田幸三実力制第四代名人の貴重な色紙もあります。


(これまでの常磐ホテル対局の写真や対局者の色紙などが展示されている)

(2019年に甲府市で「将棋の日」が行われた際に、当時の藤井聡太七段が常磐ホテルを訪れた)

(大山康晴十五世名人と升田幸三実力制第四代名人の色紙は1954年2月に行われた第3期王将戦七番勝負第6局のときのもの)

(本局のポスターも掲示されている。6月には第79期名人戦第6局の渡辺明名人-斎藤慎太郎八段戦が予定されている)

(斎藤八段と師匠である畠山鎮八段の記事や色紙を紹介している)

(囲碁のタイトル戦も多数行われており、将棋と同じように対局写真や色紙が展示されている。将棋ファンだけではなく、囲碁ファンにもおすすめのホテルだ)

(銀杏)

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図は80手目△6八角の局面。次に△4六飛▲同金△同角成の筋があります。伊藤女流三段が考えているのを見て、立会人の佐藤義九段は「困っているかな」。西山女王の攻めが厳しく入って、優位を得たようです。伊藤女流三段は▲4七歩と受けて残り18分程度、西山女王は約45分残しています。

(厳しく攻める西山女王)

(銀杏)

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図は94手目△6七角まで。西山女王が寄せに入っています。伊藤女流三段は少しずつ受けが難しくなっています。4九香を受ける手がないため、▲5三歩と攻め合いに出ました。(銀杏)

 

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この局面で伊藤女流三段が投了し、西山女王の勝ちとなりました。終局時刻は16時44分、消費時間は▲伊藤3時間、△西山2時間40分。五番勝負は1勝1敗のタイになりました。

(生姜)