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▲鈴木-△伊藤戦は、伊藤女流三段が4手目に△4四歩と突いて力戦形に誘導しました。両者は先月、第47期岡田美術館杯女流名人戦女流名人リーグで対戦したばかり。しかも▲6七金と上がった局面は、そのときの対局と同一です。先後も同じで、結果は鈴木女流三段が制しました。当時の伊藤女流三段は、A図で△5三銀右としましたが、本譜は△6四歩と変化しています。以下▲3七桂△6五歩と進んでB図。

B図は10時26分の局面。▲6五同歩に△8五桂と跳ねて、後手は端に狙いをつけました。△4五歩を切り札にしています。


(鈴木女流三段は三手角と高美濃囲いを組み合わせて戦う)

(伊藤女流三段は自身が得意とする作戦を採用した)

(玉響)

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図は10時40分ごろの局面。戦型は後手三間飛車です。渡辺女流初段は居飛車で金無双急戦と呼ばれる作戦を採用。他棋戦でも指したことがあります。渡辺女流初段の師匠である所司和晴七段は、マイナビ出版から『AI時代の新手法!対振り飛車金無双急戦』という棋書を出しています。

【超優秀!「対振り飛車金無双急戦」ってなぁに?】
https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=116171



(牛蒡)

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11時6分、▲4五歩と突っかけ、以下△4二飛▲3五歩△同歩▲2四歩で図の局面です。4、3、2筋と突いていくのは、先手陣が舟囲いの形で昔から指されています。金無双での仕掛けはまだ新しく、甲斐女流五段は初めて相手にします。仕掛けは同じでも、相手の囲いが異なれば反撃の味も違うもの。甲斐女流五段が新型にどう対応するか、注目です。



(牛蒡)

第14期 >> 本戦2回戦

将棋世界

2020.12.28

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(最新刊は2021年2月号。表紙は藤井聡太二冠)

(牛蒡)

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図は▲鈴木-△伊藤戦の11時30分頃の局面。伊藤女流三段が3三角の利きを生かして先手玉の逃げ道をふさいだ後、端を食い破って攻めの継続を図りました。先手玉は狭い格好ですが、対する鈴木女流三段の指し手は▲4五桂。以下△4四角▲2四歩と激しく攻め合いました。自玉の危険度を見切っていないと指せない手順です。

(玉響)