▲鈴木-△伊藤戦は、伊藤女流三段が4手目に△4四歩と突いて力戦形に誘導しました。両者は先月、第47期岡田美術館杯女流名人戦女流名人リーグで対戦したばかり。しかも▲6七金と上がった局面は、そのときの対局と同一です。先後も同じで、結果は鈴木女流三段が制しました。当時の伊藤女流三段は、A図で△5三銀右としましたが、本譜は△6四歩と変化しています。以下▲3七桂△6五歩と進んでB図。
B図は10時26分の局面。▲6五同歩に△8五桂と跳ねて、後手は端に狙いをつけました。△4五歩を切り札にしています。
(鈴木女流三段は三手角と高美濃囲いを組み合わせて戦う)
(伊藤女流三段は自身が得意とする作戦を採用した)
(玉響)