（清水女流王将の玉。「天守閣美濃」で有名な８七の地点に位置している）

（熊倉女流初段の玉。金銀三枚の堅固な「銀冠」に守られている）

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熊倉女流初段は、40分以上考えて△５五歩（58手目）と仕掛けた。そこから清水女流王将が▲２四歩(59)手目と応戦し、本格的な戦いに入った。午後の対局再開後は、互いの駒がぶつかる激しい展開が待っているだろう。

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（鳩森神社の上空。9月に入っても、残暑ではなく夏本番の暑さという感。千駄ヶ谷の日差しは強い）

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上の図は11時10分すぎの局面。互いに攻めの形を整え、仕掛けの機会をうかがっている。清水女流王将からは、後手が動いたところで２筋・３筋で手を作る（▲２四歩△同歩▲３五歩など）展開が予想される。いっぽう、熊倉女流初段は飛車と銀を使って４筋突破を目指す（△５五歩▲同歩△同銀など）。後手は７筋にキズ（７四の地点）を抱えているため、戦いの成否を慎重に判断する必要がある。

熊倉女流初段はここで時間を使って考えている。中盤の急所となりそうな局面だ。

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