[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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(陣屋入り口を歩いていくと、左手に見えてくる赤い番傘。ここでは飲用の鉱泉が引かれており、実際に飲むことができる)

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(玄関へと続く道。砂利が敷かれている)

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(文)

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本局の序盤に戻ってみよう。図は先手が▲3七銀とすばやく動いた局面。これが第17回升田幸三賞を受賞した戦法だ。『将棋世界』誌上の連載で勝又清和六段が「超速▲3七銀」と名づけ、その呼び名がそのまま浸透している。
考案者は星野良生三段。これに目をつけた深浦康市九段が公式戦で初めて採用し、そこから爆発的に流行していった。現在では対ゴキゲン中飛車のエース戦法として注目され、プロ間では日進月歩で研究が進んでいる、まさに最前線の一角である。

玉を6八にとどめたまま銀を繰り出していくのがこの戦法の骨子。すばやい立ち上がりで後手の駒組みを牽制するのが狙いだ。玉は薄くなるが、局面の主導権を握れるのは大きな魅力。
いっぽうの後手は、ある程度動かれるのは承知のうえで、じっと玉を固めてカウンターを狙っていく。

居飛車は「主導権を持つが玉が薄い」。振り飛車は「堅い玉で相手の攻めを待つ」。将棋に詳しい方は気づいているかもしれないが、この構図はひと昔前の「居飛車対振り飛車急戦」そのもの。ゴキゲン中飛車という新しい舞台で、再び対抗形の基本とも呼べる構図が出現している。一周してもとの位置に戻っているようだが、その内実は大きく違っている。将棋は確実に進歩しており、その軌跡はらせんを描いている、といえるかもしれない。

(文)

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陣屋入り口のすぐ右手には、「陣屋のトトロの木」と札のついた楠木(くすのき)を見ることができる。また館内の「賑わい亭」には、宮崎駿氏のサイン色紙が飾られている。

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(10時過ぎの控室。藤井九段、野月七段が検討中。後ろでは青野照市九段がその様子を見守る)


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(広瀬王位の読み筋が伝えられる。「フンフン、それで?」と藤井九段。検討中の手順と同じとわかると、「ガクッ。その先を示していただかないと......」と笑った)

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10時になり、対局室におやつが運ばれた。メニューは甲斐女王がフルーツの盛り合わせと緑茶。上田女流二段が和菓子と抹茶。


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(甲斐女王が注文したフルーツの盛り合わせ。これに温かい緑茶がつく)

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(上田女流二段の注文は和菓子と抹茶。なんとも渋いチョイス)

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