[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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20111029_122.gif図は17時頃の局面。後手玉がするすると逃げ出してきて、入玉がほぼ確定している。図の△1五金は▲2五竜を受けた手。ここまで来ると後手玉に寄りはなく、形勢は後手優勢のようだ。
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20111029_109.gif残り時間が切迫している。先手は後手玉が不安定な点を頼みに、必死の粘りを続けている。甲斐女流王位は1分将棋のため、間違えずに先手玉を追い詰めなければいけない。▲1六香の王手がいつ飛んでくるかわからない怖さもある。形勢は後手よしと見られているが、甲斐女流王位にとってプレッシャーのかかる戦いが続いている。
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20111029_92.gif図は16時25分頃の局面。9筋方面から迫る火の手に、甲斐女流王位は玉の早逃げで対応した。3筋方面に逃げ込んでしまえば、先手玉を攻めるための駒が受けにも働いてくる。さすがの判断だ。先手はなんとか後手玉を寄せたいが、今度は自玉の心配もしなくてはいけない。先手が好調に攻めていたが、どこかで緩手があったのだろうか、後手がうまく攻めをかわした格好だ。
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20111029_83.gif図は16時10分頃の局面。甲斐女流王位が△2六歩とさらに重石を載せた手に対し、長谷川女流2級は▲6五桂と押さえの駒を放った。これは次に▲7二成香△同玉▲7三桂成△同玉▲6五桂以下の詰めろだ。後手はいったん△2七歩成で金を取れるが、結局は詰めろを受けなければいけない。長谷川女流2級が一歩先に後手玉を追い詰めた格好だ。甲斐女流王位はこの攻めをしのぎ、反撃に転じることができるだろうか。
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20111029_79.gif図の局面で甲斐女流王位が考えている。互いの玉に危険が迫っているので、攻めるときも相手の攻めと比べて「どちらが厳しいか?」をつねに意識しなくてはいけない。たとえばここから△2七歩成▲同銀△2六歩と進めると、後手玉には▲7二成香△同金▲5一銀△5三玉▲6五桂△5二玉▲4二銀成△同玉▲5三桂成△同玉▲5一竜△5二銀▲4五桂△同歩▲4四金△同角▲同角△4三玉(参考図)という危険な筋が生じる。伊藤四段によると「△4三玉で詰みはない」とのことだが、「こうした筋が見えるだけで嫌でしょう」と対局者の心情を推測する。

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