[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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15時になり、オンライン大盤解説会が始まりました。局面は66手目△3三同銀まで。後手は手番を得て攻めたいのですが、1歩でも渡すと▲3四歩と打たれてしまうため、かなり攻めにくい状況です。

【オンライン大盤解説会|YouTubeチャンネル将棋情報局】
https://www.youtube.com/watch?v=ImU8JxNfw_0



(牛蒡)

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先手は3筋から動いていきました。力をためるなら▲5四歩△5二歩▲5八金も考えられれました。ここ数手の後手は自分から手を出せずにいました。形勢は先手優勢ですが、先手から動いたため、後手もカウンターを狙うチャンスが生まれるかもしれません。

(西山女王にチャンスは訪れるだろうか)

(牛蒡)

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控室の評判は先手優勢です。先手は依然として1歩得に馬得。4五馬と4四角の差がとにかく大きいといわれています。後手はそれに見合う主張が見えません。盤上をぱっと見ただけでも、先手が大きく勢力を伸ばしているのは明白。もりもりと駒を前に出していくのも伊藤将棋を思わせます。
ただ、後手も虎視眈々を逆転の契機を狙っています。飯野八段は「西山さんは豪腕のイメージが強いですが、こういう将棋を辛抱しながら、いつのまにかひっくり返すことも多い」と話しています。

(伊藤女流三段はフルセットに持ち込めるか)

(牛蒡)

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おやつは両者同じで「熊本県産和栗のモンブラン」でした。



(牛蒡)

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13時20分、42手目△4二玉の局面で、飯野八段にここまでの進行について聞きました。以下は飯野八段の解説。

序盤早々から目の離せない超急戦になりました。8手目△5四歩は「▲3三角成でくるならどうぞ」という手。伊藤さんはそれに乗りました。▲3三角成に代えて▲7八玉なら△5五歩だったのでしょうか。

午前の戦いで印象に残る手は21手目▲6五桂ですね。前例にない手を4分で指しました。

34手目△5五銀も意外でした。5五に銀がいなくても先手は▲5六歩~▲4八銀~▲5七銀と指してきそうでしたから。▲5六歩△6四銀で先手が2手得している計算です。

現局面(42手目△4二玉)は先手が1歩得、さらに馬も作っています。しかし、西山さんは焦りなく指しているように見えます。女王の風格ですね。△9三桂として△8五桂を見せたかと思えば、△4二玉としたのも虚々実々といいますか。

形勢は先手乗りです。伊藤さんも指しやすいと思っているはずですが、それでも不安を抱えながらの駒運びかもしれません。いいと思っている側が多少慎重になるのが人間ですから。

(飯野健二八段=左と中村修九段)

(香川女流四段も検討に加わる)

(牛蒡)