[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

第14期 >> 本戦2回戦

将棋世界

2020.12.28

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


(最新刊は2021年2月号。表紙は藤井聡太二冠)

(牛蒡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


11時6分、▲4五歩と突っかけ、以下△4二飛▲3五歩△同歩▲2四歩で図の局面です。4、3、2筋と突いていくのは、先手陣が舟囲いの形で昔から指されています。金無双での仕掛けはまだ新しく、甲斐女流五段は初めて相手にします。仕掛けは同じでも、相手の囲いが異なれば反撃の味も違うもの。甲斐女流五段が新型にどう対応するか、注目です。



(牛蒡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


図は10時40分ごろの局面。戦型は後手三間飛車です。渡辺女流初段は居飛車で金無双急戦と呼ばれる作戦を採用。他棋戦でも指したことがあります。渡辺女流初段の師匠である所司和晴七段は、マイナビ出版から『AI時代の新手法!対振り飛車金無双急戦』という棋書を出しています。

【超優秀!「対振り飛車金無双急戦」ってなぁに?】
https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=116171



(牛蒡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加



▲鈴木-△伊藤戦は、伊藤女流三段が4手目に△4四歩と突いて力戦形に誘導しました。両者は先月、第47期岡田美術館杯女流名人戦女流名人リーグで対戦したばかり。しかも▲6七金と上がった局面は、そのときの対局と同一です。先後も同じで、結果は鈴木女流三段が制しました。当時の伊藤女流三段は、A図で△5三銀右としましたが、本譜は△6四歩と変化しています。以下▲3七桂△6五歩と進んでB図。

B図は10時26分の局面。▲6五同歩に△8五桂と跳ねて、後手は端に狙いをつけました。△4五歩を切り札にしています。


(鈴木女流三段は三手角と高美濃囲いを組み合わせて戦う)

(伊藤女流三段は自身が得意とする作戦を採用した)

(玉響)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

甲斐女流五段の本棋戦成績は34勝16敗(0.680)。五番勝負登場3回。第3期の女王。予選からの参加は今期で6回目。第1期から続く本戦進出の連続記録を継続しています。

渡辺女流初段の本棋戦成績は7勝11敗(0.389)。今期が初めての予選突破でした。本局に勝ってベスト4入りとなれば、第3期リコー杯女流王座戦(2013年)と第5回YAMADA女流チャレンジ杯(2019年)に続いて3回目となります。

対戦成績は甲斐女流五段の2勝0敗です。戦型はいずれも甲斐女流五段の中飛車でした。

・2017/03/10 第44期岡田美術館杯女流名人戦予選 80手で後手勝ち
・2018/12/06 第41期女流王将戦予選 125手で先手勝ち





(牛蒡)