【ネタバレ注意!】脳トレ7手9手詰 あとがきの問題の解答と解説 | マイナビブックス

価値ある情報を幅広く紹介。将棋の「知りたい」はここで見つかる

マイナビ将棋編集部BLOG

新刊案内

【ネタバレ注意!】脳トレ7手9手詰 あとがきの問題の解答と解説

2016.02.22 | 島田修二

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ここでは2月23日に発売された北浜健介先生の「全問実戦型!脳トレ7手9手詰」のあとがきで出題された4問の詰将棋の解答と解説を掲載します。

まだ本書を買っていない方は、ぜひ購入して、解答を考えてから以下の文を読んでいただければ幸いです。





第1問
▲1三角△同桂▲2三馬△同玉
▲2四香△同玉▲3四金(解答図)まで7手詰



▲2四香は△3一玉で①▲2三馬は△3二歩(失敗図)で、



②▲4三馬は△3三歩で逃れます。初手は▲1三角が読みの入った好手。△同桂の一手ですが、3手目▲2三馬~▲2四香が玉を危険地帯に誘う好手順。1三への退路が封鎖されているのが初手の効果で詰みあがります。



第2問
▲1四角△同飛▲1二角△同玉
▲2二金△1三玉▲2五桂(解答図)まで7手詰



ただちに▲1二角は△同玉▲2二金△1三玉で失敗。また、▲2四金は有力ですが△1二玉▲2三角△1一玉(失敗図)できわどく逃れます。



初手▲1四角が好手。△3四玉は▲4四金なので△同飛の一手ですが、そこで▲1二角が決め手。5手目▲2二金以下は易しい詰みです。


第3問
▲2四銀△1二玉▲3三角△同桂
▲1二角成△同玉▲1三歩△2二玉
▲3四桂(解答図)まで9手詰



 3手目▲1二角成は△同玉は詰みますが、△同香▲3四桂△1一玉で逃れます。▲3三角が好手。△同金は▲同銀成で①△同玉▲3一竜△3二歩▲2四金(変化図)まで。



②△同桂▲1一飛成以下、いずれも駒余りで詰みます。
4手目△同桂で竜の横利きを通しておいてから▲1二角成が決め手。初手▲2四角から入ると7手目▲1三歩に△2三玉と逃げられて失敗します。

 

第4問
▲2三銀打△1三玉▲2五桂△同銀
▲1五飛△同馬▲2二銀不成△同玉
▲2三金(解答図)まで9手詰



銀を取られてはいけないので初手▲2三銀打はこの一手。3手目が問題。▲1二銀成は△同玉で失敗します。▲2五桂が正解。逃げられそうですが、5手目▲1五飛(途中図)が退路封鎖の妙手。



△1四歩は▲同銀成△同銀▲2三金まで。1五の地点を封鎖して▲2二銀不成が実現します。


以上です。皆さん、正解できましたでしょうか?
北浜先生、ありがとうございました!


~~~~~~~~~~~~~~~~
抽選で将棋書籍をプレゼント!
→2月のアンケートはこちら