こんにちは。
北欧ブームが来ていることを最近知った編集部の島田です。
今日もエッジの利いた新刊案内をお届けします。
ご紹介いたしますのは2月16日発売予定の新刊、黒沢怜生四段の「後手番で勝つ角交換四間飛車徹底研究」です。
うーん。黒沢先生イケメンです。
貴公子って感じです。
本書は若手のバリバリの黒沢先生が、角交換四間飛車を徹底的に、深く、詳しく書いたものです。帯にも書かせていただきましたが、間違いなく今、「一番詳しい角交換四間飛車の本」だといえます。
といいつつ、中身は読みやすくなっておりまして、例えばこのページを見てほしいんですが、
こんな感じで、ある局面で候補手が2つあります。1つはこれで、2つ目はこれで、2つ目は○○ページから解説します。といった感じで読者が迷子にならないようにナビってくれてます。
黒沢先生はきっと編集者としても一流になれたことでしょう(ならないか)。
それはさておき、正直申し上げますと、居飛車党の私は角交換四間飛車を大の苦手にしております。どこから攻めていいのか分からないし、絵に描いたような逆棒銀を何度くらったことか。
こんな形から。
△2四歩▲同歩△同銀と仕掛けられます。
ここで▲3六銀と上がることは私もなんとなく知っています。
もし△3五歩なら▲同銀!と取れます。
でもぉ~、そこで~、△2五歩と打たれると分からないんですよ~(ギャル風)。
今度こそ△3五歩と突かれて困ります。
このパターンで3回は負けてます。
しかぁし!なんとこの本の37ページにいいことが書いてありました!
それによるとここで▲5六角!と打つんだそうです。
まじか!そんな手が!?
確かにここで△3五歩なら
①▲2三歩、または②▲2五銀△同銀▲2三歩と打てる!
目からウロコとは、まさにこのことなりにけり。
そんないい手があったとは・・・。
先に言ってよ~。
本文にはこう書いてあります。
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△2五歩▲5六角△3三桂▲3四角△5二金左▲6六歩△5四歩▲8八玉(参考図)も有力ですが、△3三桂と△2四銀の形がなかなかほぐれない形になってしまうのが気になります。
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なるほど。これでOK。もう万全。
しかしかかし!この文の前にはこう書いてあるんです。
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△3二金に代えて△2五歩▲5六角△3三桂~も有力ですが、~
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そうです。△2五歩でうまくいかないことは折り込みチラシ済み。本線は△3二金!なんです。
がびーん。
一歩先ゆく黒沢先生。
でもそうくるなら先手は▲2五歩△3三銀と追い返せますよ?
以下、▲8八玉に互いに端歩を突き合って下図。
ここで黒沢先生推奨の一手はなんと△4二金!▲6八金寄にさらに△5二金寄!!
一度△3二金と上がっといて△4二金~△5二金寄とはなんという手順でしょうか。
そしてこのあとなんだかんだあって、結局後手優勢がこの形の結論というから驚きです。
この辺の詳しい解説は本書でご確認ください。
まじか~。困るわ~。
結局居飛車よくならないじゃないですか。
でもそもそも▲7七銀と上がるところで▲3六歩とそなえて、△4四銀▲9六歩△9四歩▲8六歩と銀冠を目指す手もあります。
本書によるとこっちのほうが居飛車としては良さそうで以下、・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(音信不通)
そうです。ここから先は有料になります。
あと、ブログでは全く紹介できませんでしたが、本書には角交換型だけでなく、角交換保留型についても詳しく解説されてます。
その証拠に目次を見てください。
角交換型と角交換保留型が半々くらいの構成になってます。
それにしても角交換四間飛車の角交換保留型って違和感ありますよねー。
とにかく、角交換四間飛車をこれから指したい方、あるいはすでに指している方、かなりディープに指しまくっている方、全員に読んでほしい一冊です。
そしてなんと!!
本書の発売を記念して黒沢先生がニコニコ生放送に出演していただけることになりました!!
パチパチパチパチ!
書籍の紹介+ユーザーとの対局を予定しています。
当日までに弊社の対局サイトHiBikiに登録(無料)すれば、黒沢先生と対局できるかもしれません!
2016年1月25日(月)の19時からです。
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みなさん、お見逃しなく!!