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新刊出来「研究で勝つ!相横歩取りのすべて」 ~電王戦で見たあの形と見たこともない角打ち~

2015.09.08 | 島田修二

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みなさんこんにちは。
送られてくるみなさんの「将棋あるある」を毎日楽しんでいる島田です。


昨日飯島先生の新刊「研究で勝つ!相横歩取りのすべて」の見本が届きました!


※撮影場所 島田のデスク

いち早く新刊を手にできるというのも編集者の特権です。

と、いうわけで本日はこの本からまた一部をご紹介いたします。
今までも本書は何回か取り上げていますが、それはすべて△7六飛に▲7七銀とする変化でした。



最近相横歩取りを多用している私ですが、やっぱりこう指してくる人が一番多いです。
何といっても自然流ですしね。

しかしかかし、▲7七銀に代えて▲7七歩!としてくる人も意外と多い!



いわずもがな、電王戦の影響ですね。

飯島先生の本にはもちろんこの形も詳しく解説されてるんですが、一つ面白い新手が掲載されているので、ここで紹介したいと思います。

それは▲7七歩△7四飛にまさかの▲2三角!!



なぬー!?まさかそんな手が!!

しかしこの手が意外に難物で、放っておけばもちろん▲3二飛成。
△2三同金なら▲3一飛成。
△3四飛なら▲3四角成(下図)で全部先手優勢!



図の▲3四角成でもし▲7七銀型なら△8四飛があるんですけどね。
これは▲7七歩型が生きた格好になってます。

まじか。とすると後手困ったか、という話になります。

ここで後手が不利にならない手が1手だけ本書で紹介されているんですが、それはもちろん書籍をご購入されてからのお楽しみです。

この手を知っている人はアマチュアにはほとんどいないと思うので、横歩取りの先手で後手が相横歩をやってきたらこの▲7七歩~▲2三角はかなりオススメです。

書籍にはもちろんこの▲2三角と打つ手だけでなく、▲7四同飛と取る変化や電王戦で現れた▲3六飛と引いて、以下▲8三角から馬を作る将棋も解説されてます。

と、思ったら飯島先生がこんなツイートをされていますね。



明日のニコ生で先生ご自身の口から書籍紹介がありそうです。視聴者プレゼントもあるとか。これは必見ですね。


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