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渡部記者の将棋三昧@相横歩取り隠れた新手

2015.04.30 | 

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先週は高山に名人戦第2局の取材に行ってきました。
桜が満開で綺麗だったのは良いのですが、花粉がまだまだ残っており大変でした。
関東は少し前に落ち着いたので、無防備な状態で行ってしまったので……。

さて、ネタがないので相横歩取りから少し。
電王戦第4局で出た▲7七歩型ですが、実戦には現れませんでしたが、話題になった手があります。



図では▲3六飛と▲7四飛が定跡ですが、▲2三角!という手が成立するかもしれないとのことです。
△2三同金は▲3一飛成、またこのままなら▲3二飛成からの2枚換えと何か受けても▲7四飛~▲5六角成の筋があります。後手は△3四飛▲同角成とするくらいですが、そこで手を作るのが難しく、先手は馬が残って少し指しやすい局面です。プロや奨励会員が研究したそうですが、なかなか打ち破る手がないとか。
▲7七銀から一直線に勝ちにいくのとどちらが勝るかは難しいですが、一考の価値はありそうです。