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新刊案内「解いて役立つ5手詰200問」 ~思い切って5手詰を1問解いてみた~

2015.02.20 | 島田修二

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皆さんこんにちは。
将棋クエストの2分切れ負けで切れ負けしまくっている編集部の島田です。

遅見え、遅指しです。

なので、棋力アップのために中田章道先生の新刊「解いて役立つ5手詰200問」を解いてみようと思い立ちました。





「将棋世界」不動の人気連載「実戦に役立つ5手7手詰」の5手詰の問題を400問、つまり将棋世界40カ月分を1冊に凝縮したシロモノでございます。

きっと解いて役立つはず!!
と、いうわけで早速1問いってみましょう!





ふむふむ。実戦形です。
玉の動ける場所が少ないんですぐ詰みそうな気もします。

が、初手1四に打つのは△2二玉でだめっぽい。うーん。どうするか。

これから答えを書いちゃいますので、自力で解きたい方はスクロールする前に解いてください。

シンキングターイム!

 

 

 

 


シンキングタイム終わりです。
▲1四銀は△2二玉で詰まないと悟った私はいいことに気付いたのでございます。
先に▲3一角成△同金としてから▲1四銀とすれば△2二玉に▲2三銀成で詰むじゃないか!と。

と、いうわけで<島田の解答その1>
▲3一角成△同金▲1四銀△2二玉▲2三銀成までの5手詰。



・・・って飛車と歩余ってますやん!

よく見てみると▲3一角成に△2四玉と逃げる手があるな、と思った私。



再掲問題図


あ、そうか!△2四玉と逃げられないように▲2四銀△同歩を入れて、それから▲3一角成△同金▲2三飛か!

と、いうわけで<島田の解答その2>
▲2四銀△同歩▲3一角成△同金▲2三飛までの5手詰。



・・・って、ちょと待てちょと待てお兄さん。

▲2四銀に△2二玉と逃げられたらどうするのん?

詰まないやん。



あれー?おかしい。正解っぽいのに詰まない。

と、そこで刑事の基本に立ち返って現場(問題)をよく見てみる私。
事件は現場で起きてますからね。

すると書いてあるじゃありませんか!問題図の下のほうに!




なに?手順前後だと?

ま、まさかこの俺が手順前後しているとでも・・・?

と、そこでもう一回先に▲3一角成としてみる。しかし、これには△2四玉が・・・。
って、あ! △2四玉には▲1四飛があるじゃないですか!



と、いうわけで<島田の解答その3>
▲3一角成△同金▲2四銀△同歩▲2三飛までの5手詰。




解答その1の▲3一角成△同金▲1四銀△2二玉▲2三銀成は何が悪かったかというと、▲3一角成に△2四玉ではなく、▲1四銀に△2四玉でダメだと。




いやー、そうかそうか、そういうことでしたか。
やっと一問解けました。

・・・って、時間掛かりすぎだろー(涙)。

早見え早指しへの道のりは果てしなく遠いようです。ガンダーラです。


それでは皆さん、よい週末将棋ライフを!